葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2021-01-01から1年間の記事一覧

今年の最後に

日本最古の神社といわれる桜井市 大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体「三輪山」は、太古の昔より神さまの鎮まる神聖なお山で、禁足の山として入山が厳しく制限されてきました。 境内の狭井神社で登拝許可をいただき、輪袈裟をし、厳かな気持ちで参拝しま…

大和三山

畝傍山山頂から見た耳成山(みみなしやま) 耳成山山頂から見た香久山(かぐやま) 香久山山頂から見た畝傍山(うねびやま) 三山のちょうど真ん中に、日本で初めての本格的な都であった藤原京の藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)があります。藤原京は天武天皇…

風花

晴天時に風に舞うようにちらちらと降る雪のこと。山などに降り積もった雪が風によって飛ばされ、小雪がちらつく現象のこと。 雪の花びら、見えますか?

Merry Christmas

冬至

お日さまの当たる時間が最も短く、陰が極まる日。 明日からは陽が再び満ちてゆきます。「一陽来復」悪いことが続いた後で幸運に向かう、という言葉でもあります。来年はどうか平穏な年でありますように。。

冬はつとめて

雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。 (冬は早朝がいい。 雪が降った朝は言うまでもなく、降りた霜がとても白いときも、またそうでなくてもとっても寒いときに…

隙間

隙間とは ・物と物の間 ・あいている時間 ・気付きにくいところ、盲点 ・気のゆるみや油断 今年も残り2週間。 気を引き締めて参りましょう。

むじな

関西では出会ったことのない「むじな蕎麦」むじなって何だ??? きつね(お揚げ)とたぬき(天かす)の具が「同じ器」に入ることから、「同じ穴のむじな」にちなんで名付けたものが、東京周辺に広まったそう。

事始め

新しい年を迎える準備が始まります。 しめ縄にも鏡餅にも必須の橘。昨年の実を落とすことなく新しい実を付ける橘に、託した願い 「途絶えることなく代々栄えますように」

山眠る

たくさんの落ち葉を敷きつめて、冬支度。

ふんわりお蕎麦

元禄8年(1695年)創業、堺市のお蕎麦やさん「ちく満」レトロな空気が漂い、わくわく期待感が高まります。 でんっと、運ばれてきました。 なんと生卵を割り、そこに熱い蕎麦つゆと薬味を入れて、つるつるいただきます。コシがないあったかいお蕎麦で、衝撃的…

閉塞成冬

七十二候 「そらさむくふゆとなる」青空が雲によって塞がれてしまい、寒々しい冬らしい一日となりました。

カモネギ

長浜の冬の味覚は、なんといっても真鴨のお鍋。滋養があり、鴨鍋を食べれば一年中風邪をひかない、と言われています。 ところで、鴨鍋には葱が付きものです。ある時誰かが言いました。鴨が自分で葱を背負って来てくれれば、材料が揃って便利だよな~そのこと…

移ろい菊

「心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花」凡河内躬恒 霜枯れによって、白から より高貴な紫色に変わってゆく「移ろい菊」平安貴族たちに大変好まれた菊です。

師走の候

お世話になった方々へ、 素敵なご縁をいただいた方々へ、 感謝を込めて。

朔風払葉

きたかぜこのはをはらう 比良山は雪の帽子を被り、冬支度。

香りのコラボ

紅葉真っ盛りの京都。ワインのための漆器 アール・ド・テロワールの新作発表&展示販売会 が行われました。そこで香道をご紹介。 香りに満たされたひとときをお過ごしいただきました。

朝日に照らされて

我が家からバス停までの道この木々の下を通ると、今日も一日頑張ろう という気持ちが湧いてきます。皆様もいい一日でありますように。

朱華色

鳥たちの囀りで目が覚めると、まさに今、一日が始まろうとしていた。朱華色(はねずいろ)、美しい言葉だ…

月食

京都は快晴、美しい夜空です。今夜は皆既月食。 今、お月様がとっても小さくなっています。 昔の人は、想定外の月を見て、この世の終わりかと思ったことでしょうね。 「いむといひて 影にあたらぬ 今宵しも われて月みる 名や立ちぬらむ」西行(世間の人々は…

きょうと魅力再発見

「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」京都府民が京都府内に旅する時に、割引が受けられます。 感動のホテルに出会いました。階段状のフロントロビーには、京都に特化した本がずらり。階段に座って、コーヒーを飲みながら、夜はお酒を飲みながら、ゆっくりた…

休養日

休養とは、休息よりも長い時間の休みで、心身のエネルギーをチャージすることを指します。 気分転換にウォーキング。 裏山から我が街を見下ろして。

はじらい

10月半ばの吉田山荘そして今日の吉田山荘の木の葉は、 はじらうように、少し紅くなっていました。 毎月第三火曜日は、こちらで百人一首のお話をしております。窓からの景色を楽しむだけでも、素敵な時間です。

90歳の秘密基地

秘密基地に籠もって、食事も忘れて、こそこそ何かを作る父。

枇杷の花

11月の花、枇杷の花。目立たずひっそりと咲き、ほとんどの人が気付かず通り過ぎてしまう、そんな枇杷の花。 「冬の日は木草のこさぬ霜の色を 葉がへぬ枝の花ぞまがふる」 藤原定家(冬の日は霜が降りて、どの草木も全て枯らしてしまうのに、 葉替えをしない…

木の間の月

木の間より漏りくる月の影見れば 心づくしの秋は来にけり (よみ人知らず)

落葉

まばらなる槙の板屋に音はして 漏らぬ時雨は木の葉なりけり 藤原俊成 ぱらぱらぱら… 時雨てきたな、と思ったけれど、 あぁこれは木の葉が舞い落ちてくる音だったのだなぁ 昨日は強い風が吹き、外は落ち葉だらけ。

立冬

「風流は寒きものなり」 という言葉を思い出し、この本を開いてみる。 西洋の文化では可能な限り部屋の隅々まで明るくし、陰翳を消す事に執着したが、いにしえの日本ではむしろ陰翳を認め、それを利用することで陰翳の中でこそ映える芸術を作り上げたのであ…

紅葉狩り

南禅寺三門三門とは、仏道修行で悟りに至る為に透過しなければならない三つの関門を表す「空、無相、無作」の三解脱門を略した呼称です。 山門とも書き表され、寺院を代表する正門です。 三門の上から紅葉狩り

むべなるかな

夜久野町で栽培されたムベをいただきました。 昔 天智天皇が狩りに出掛けた折、子沢山の元気な老夫婦に出会いました。 老夫婦の長寿の秘訣は、この紫色の実。 一口召し上がった天智天皇は、「むべなるかな(もっともなことだ)」とおっしゃったそうです。こ…