葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

雨上がり

「村雨の露もまだひぬ真木の葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮れ」寂蓮法師 強く降った雨があがり、霧に包まれる樹林。大自然の息吹き、静寂な余情。 秋の夕暮れ。

秋の香り

ご馳走

最近の楽しみ沢登をしながら釣りをして、 焚き火で焼いていただく・・ 10月からは禁漁なので、今年最後のご馳走です。 真っ暗の夜中の怖さにも慣れてきました(^^)

ぶらり嵯峨野

ムラサキシキブで有名な正覚寺。 ほとんど人通りのない静かな道。 秋を感じなから、ぶらり嵯峨野。

秋分

祇園 小多福のおはぎ。 とってもカラフルなおはぎが整列 春は牡丹の花から「ぼたもち」秋は萩の花が咲くころなので「おはぎ」と呼びますが、 では夏は? おはぎは、お餅のように ついて作るのではないので、 「つき知らず」→「着き知らず」 夜は暗くて船がい…

雨上がり

今朝、庭で見つけた真珠 枕草子 126段 「夜一夜降り明しつる雨の、今朝はやみて、(略) 蜘蛛の巣こぼれ残りたるに、雨のかかりたるが、白き玉をつらぬきたるやうなるこそ、いみじうあはれに、をかしけれ。」 訳: 一晩中降り続いた雨が、今朝はやんで (略) 蜘…

ヒガンバナ

まもなくお彼岸。 この頃 色鮮やかに咲く彼岸花。 曼珠沙華とも呼ばれます。 あの世とこの世が最も通じやすい時期に咲く花で、また毒を持つことから、「死人花(しびとばな)」「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」など、不吉な別名もあり、…

十五夜

「月にむら雲 花に風」という言葉がありますが、これはせっかく月を愛でていても雲が邪魔をしてしまう・・思い通りにならないことの例えです。 でもこんな和歌があります。「秋風にたなびく雲の絶へ間より もれいづる月の影のさやけさ」 少し隠してしまう雲…

霖(ながあめ)

「霖(ながあめ)」 しとしと降り続く雨のこと。立て続けに発生する台風と秋雨前線のために、週間天気予報は雨ばかり・・ そんな合間を狙って、岩遊びへ。 上の方にいる私が見えますかぁ?

秋刀魚

秋の味覚のひとつ、秋刀魚 お造り・ワタ・塩焼き 「さんま」という名前の由来は、・細長い魚 を意味する「サマナ(狭真魚)」から変化したという説。 ・大群で泳ぐ習性から「大きな群れ」を意味する「サワ(沢)」と「魚」という意味の「マ」がくっついたと…

縁結びの木

この~木なんの木 気になる木♪ 京都 三条商店街からほど近い、武信稲荷神社の榎(えのき)。 幕末、坂本龍馬が命を狙われ、ひとり身を隠していた時、 おりょうは 以前ふたりでよく訪れていたこの神社に無事を祈りにやって来ました。 すると境内の榎に、『龍』…

重陽

9月9日は、五節句のひとつ「重陽の節句」。 陽の数字である奇数の一番大きな9が重なる日です。 ちょうどこの頃 菊が咲くころで、 菊についた夜露をお酒とともにいただくと、無病息災・長寿が願えると伝わります。 今宵は半月を眺めながら、菊酒はいかがです…

白露

朝起きると、秋の七種(ななくさ)は夜露でしっとり。 秋の七種、言えますか? 山上憶良「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花」 朝顔は、キキョウのことです

感謝

茂山千三郎社中「三の会・素」が行われました。 数日前 台風12号が発生。 なんとかこの日だけはやって来ないで!!! と、念じ続けたお蔭で、秋晴れの元 金剛能楽堂の舞台に立たせていただきました。 いつもは杖をついてゆっくりしか歩けない母ですが、 舞台…

三鈷寺

京都 西山の中腹にある三鈷寺(さんこじ)。 平安時代に源算上人が庵を結んだのが始まりだそうですが、 上人に深く帰依した宇都宮頼綱もここに住まいし、眠っています。 宇都宮頼綱と聞くと、あまりご存知ではない方が多いのですが、この人がいなければ百人一…

あ!鹿の声

かすかに聞こえてきました! 「奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ秋は悲しき」 この歌から花札10月の組合せができたそうです。 本来 旧暦10月の頃に響いてくる鹿の声、今年はずいぶん早いですね。 秋だな~

長月

9月になりました。 昨日は立春から数えて210日目。 この時季は稲が開花・結実する大事なときですが、台風が相次いで襲来し、農作物が被害を受けてしまうことがよくあり、昔から厄日とか荒れ日などいい、警戒してきました。 新たな台風が発生して、この週末は…