葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夕立

突然空が曇り、天地がひっくり返ったような雨、風、そして雷鳴。夕立とは、神々・精霊の物騒な活動が活発になる夕暮れという時間帯に対する、古人の不安が籠められた言葉だという。 「夕立の雲もとまらぬ夏の日の かたぶく山にひぐらしの声 」式子内親王 (夕…

土用丑の日

今日は土用丑の日。 あちこちから芳ばしい煙が立ち、食欲を刺激されます。 気温も鰻の値段も「うなぎのぼり」(>o うなぎは少しの水さえあれば、表面張力を利用して、たとえ絶壁でも急流でも、上れるそうです。またヌルヌルしていて、つかんでもつかんでも手…

夏空

お暑うございます ] 「いかにせん夏はくるしきものなれや 衣かへても暑さまされば」詠み人知らず (こう暑くては、どうしたらいいのでしょう。 なんて夏は苦しいのかしら。 夏服に着替えても、暑さがますはがり。)

菜っ葉の日

7月28日は、7(な)2(つ)8(ぱ)「菜っ葉の日」。 どの季節も旬の野菜をたくさん摂りたいものです。 特に「春は芽のもの、夏は葉のもの、秋は実のもの、冬は根のもの」 と言われます。 夏が旬の葉物野菜である、レタス、大葉、モロヘイヤなどは、 発汗作用…

みかん

和歌山県有田に来ています。あちこちにみかんの木。 昔々 垂仁天皇が田道間守を常世の国(海の彼方にある理想の国)に遣わして 「非時香木実(ときじくのかぐのこのみ)」と呼ばれる不老不死の力を持つ霊薬を持ち帰らせたという話が古事記・日本書紀に記されて…

荷葉

今日は近江妙蓮公園の中のお茶室で、蓮を眺めながらお香を楽しむ会でした。 お菓子は 皮には蓮の葉を粉にして練り込んであります。 蓮の葉には、身体の熱を沈め,暑を解き,湿を除くという効能があるそうです。 さて、蓮の葉は「荷葉(かよう)」といいます。 …

大暑

一年で一番暑い時期を迎えました!関東は涼しいようですが、京都はじりじり太陽が照りつけています。 ですので、涼しげな写真を。 先日 遊んできた大峰山系の前鬼川の 「前鬼ブルー」です!

甘いトマト

「トマトのある家に胃腸病なし」「トマトが赤くなると医者が青くなる」などのことわざがあるほど、薬効があると言われているトマト。 日本には17世紀半ば 江戸時代に伝わりました。 我が家では、トマトを湯剥きし、サイコロ状に切って、お砂糖かけて冷蔵庫で…

高尾山

京都23:30 夜行バスで高尾に早朝5:40到着。高尾山口に移動して、6時すぎスタートです。 高尾山はミシュラン 三ツ星に認定され、 観光客数 年間300万人! 人が増えてくる10時には、下山して温泉にも入り、気持ちいい疲れです。

駒形どぜう

梅雨明け 万歳さぁ 暑さ本番となります。 昔から「うなぎ一匹 どじょう一匹」と言われるように、どじょう一匹でうなぎ一匹分の栄養価があるとか。たっぷりのどじょうを食べてきました。 鍋、唐揚げ、どじょう汁。スタミナつけて、暑い夏を乗りきろう!

先の祭 巡行

お天気が心配されましたが、滞りなく終わり、鉾の飾りもはずされました。 京都では、祇園さんとともに梅雨が明けると言われています。いよいよ夏本番を迎えます。

蓮は花の君子なり

中国「西湖」は蓮の花が浄土のごとく咲き誇る美しい湖です。 蓮は泥にまみれず清らかに咲くことから、花の君子として尊ばれ、愛されて来ました。その根から採れるでんぷんと、和三盆で作られるお菓子、和久伝の「西湖」。蓮根には、疲労回復・滋養強壮などの…

縁結び

梅雨空が続いていますが、いよいよ宵々山 保昌山の護符をいただいてきました。和泉式部に恋をした藤原保昌。 和泉式部に、紫宸殿の梅を手折ってきて欲しいと言われ、警護の北面武士に弓を射掛けられるもなんとか一枝を持って帰り、愛を射止めたというお話が…

送り梅雨

突然 バケツをひっくり返したような雨。 ゴロゴロ雷。出掛けなきゃいけないのに、外にでられない・・ 梅雨明け頃の大雨を、送り梅雨(おくりづゆ)といいます。 そして雷を、梅雨雷(つゆかみなり)というそうです。梅雨は、梅雨前線が太平洋高気圧に押し上…

ただ過ぎに過ぐるもの

枕草子「ただ過ぎに過ぐるもの」「帆かけたる舟。人の齢。春、夏、秋、冬。」 まさしく、そうですね。 梅雨明けももうすぐ そしてじりじり暑い夏 でも大文字送り火を境に、涼しい風が吹き 秋がやってくる・・ どんどん過ぎてゆく日々 そう思うと、この蒸し暑…

小暑

季節がひとつ進みました。「小暑」蝉が鳴き初め、暑さが厳しいですね。 近場で涼んできました。 六甲山 有馬温泉口駅からすぐの川です。

二星

七夕の夜、何を願ってお過ごしですか?

結び

結びの語源は、「産霊(むすひ)」。産霊とは、天地・万物を生み出す神霊のこと。ですから、祇園祭の山鉾のあちこちにも、たくさんの結びが見られます。 さて この結びは、おめでたい淡路結びを少し変化させたものです。 淡路結びは、強く引けば引くほど固く結…

近江妙蓮

お香あそびの会 お誘い・7月23日(土)午後2時~3時 ・会費1500円(お茶・お菓子付き) ・守山市 近江妙蓮公園 内 「妙蓮庵」にて 「近江妙蓮」 室町時代から守り育てられた貴重なハス。 1本の茎に花が2~12、そして花びらが2000~5000枚にもなる珍しいハス。 7…

山一番

昨日 くじ取り式が行われ、巡行順が決まりました。今年の山一番は、山伏山。昔 傾いた八坂の塔を法力で直したという山伏が、御祭神として祀られています。 連日 真夏日の京都。 祭の準備が進んでいます。

ノウゼンカヅラ

懐かしい昔を思い出す瞬間って、どんな時ですか? 今日の京都は36℃ じりじり暑い日差しのもと、今 盛りなのが、ノウゼンカヅラ。 子供の頃住んでいた家の庭に、ノウゼンカヅラの棚がありました。 夏になると葉が茂り、太陽の光を遮ってくれます。そんな縁側…

蘇民将来之子孫也

7月です。 さぁ これから一ヶ月、京都は祇園祭で賑わいます。 お祭りの間、あちこちで見かける「蘇民将来之子孫也」というお守り。 八坂神社の御祭神 スサノヲノミコトが旅に出られたとき、温かくおもてなしをした蘇民将来に、疫病のお守りの茅の輪を授けま…