葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

香さし

出先でいろんな香りを楽しむために、香木を持ち歩くための「香さし」 ふくよかな香りを持ち歩いていると、ちょっと自慢したくなるような、ひとりでにんまりしています。

名残の秋を楽しむ

吉田山の麓にある吉田山荘は、昭和天皇の義理の弟君 東伏見宮家の別邸として昭和7年(1932年)に建てられました。 戦後 その壮麗な姿のまま料理旅館となっていて、亀岡教室の皆さんと出掛けてきました。 ゆっくりと伽羅や羅国の香りを聞き、美しいお庭を眺め…

お火焚き

収穫に感謝し、厄除けを祈る冬の火祭り。 社前にて火を焚く神事の一つで、京都では「お火焚き」と呼ばれています。 今日28日は荒神さんの日。京都 荒神さんでは、午後からのお火焚きに備えて準備が進んでいます。

祖父江の銀杏

今日は善光寺東海別院にて、秋の香会でした。黄葉美しい銀杏の木があちこちに。ここ祖父江は、銀杏の街としてとても有名で、大粒のぎんなんはブランド品です。楽しみにしていたぎんなん、今年も頂戴しました。 お酒の肴に最高です。 来年は、4月22日(水)・6…

夕焼け空

昨日の空美しい

香香

上野動物園 お昼寝中のシャンシャンとっても冷たい雨の日だったので、20分待ちで会えました。大きくなっても、可愛さ満点!

正倉院の世界

毎年恒例の正倉院展。今年は御即位記念特別展「正倉院展の世界 "皇室がまもり伝えた美"」 東京でも拝見することができます。 私 一番のお目当ては、第3章 名香の世界蘭奢待に会いに行ってきました。明治天皇さまはお出かけ先でこの香木をたいて 「薫烟芳芬…

吹き寄せ

さまざまな木の葉が風でひとところに吹き寄せられるさま。初冬の景色のひとつですね。こちらはお菓子の吹き寄せ

香りと食で楽しむ歳時記

近江八幡市 京料理 宮前にて行っております「香りと食で楽しむ歳時記」お蔭さまで三年が経ちました。伽羅の香りに包まれたあとは、美味しい美しい京料理。 皆様のお顔がほころびます。 令和2年は、3月13日(金)・9月14日(月)・12月16日(水) の予定です。相変…

柊の花

柊の花をご存知ですか?霜が降りてるのかな・・と見間違うほどの小さな可憐な花から、 とても良い香りが漂っています。モクセイ科なので、少しキンモクセイに似た香りですよ。

移ろい菊

晩秋から初冬にかけて、霜枯れによって花弁が紫色に移ろってゆく白菊のこと。平安貴族たちは、真っ盛りの菊よりも、高貴な紫色に変わってゆく「移ろい菊」を好みました。「秋をおきて時こそ有りけれ菊の花 うつろふからに色のまされば」 (平貞文 古今和歌集…

スカーレット

「スカーレット」とは、緋(ひ)色のこと。 黄色味のある鮮やかな赤。炎の色。 この色は、陶芸作品に表れる理想の色のひとつだそうです。 朝ドラの舞台 信楽に行ってきました。 やはりタヌキがお出迎え。家族麻雀で、脳を活性化(^^)v

佐竹本 三十六歌仙絵巻切断100年

西暦1000年の頃、藤原公任により撰ばれた三十六人の歌人。鎌倉時代以降 その歌人たちの絵が多く描かれ、旧秋田藩主 佐竹侯爵家に伝わるものが「佐竹本」です。今からちょうど100年前、その絵巻が売りに出されますが、あまりに高価で買い手がつかなかったので…

小春日和

先日 ぽかぽか小春日和の日に訪れた母校 県立西宮高校は、今年100周年。この街の100年の移り変わりを、見て、聞いて、触れて、戦争や災害を乗り越えて、ここに集えるありがたさを改めて実感しました。 私の入学式・卒業式が行われた講堂も当時のまま。

車窓から

嵯峨野山陰線 保津峡駅近くの景色が、日に日に深い秋色に染まっていきます。毎日 窓から眺めるのが私の楽しみのひとつ。

マチネの終わりに

(「マチネ」とはフランス語で、朝・午前のこと。対義語は夕方、日が暮れた後の時間を表わす「ソワレ」。 劇場では昼公演をマチネ、夜公演をソワレと呼ぶ。) 映画が公開されました。理想と現実の間で揺れ動く心。 すぐには走り出せない、すぐには後戻りできな…

立冬

朝晩の冷え込みが厳しくなり、冬の気配を感じます。我が家では、ストーブを入れました。そして街も冬支度 (名古屋駅)

西の湖

滋賀県安土町 西の湖のほとりに構える庵 葭風居に、舞鶴教室の方々をお迎え。秋を満喫していただきました。西の湖に沈む秋の夕日は、とても綺麗です。

教林坊 の紅葉

滋賀県安土の教林坊。 爽やかな青空と、恥じらうように色づいた紅葉、青い苔。見頃は今月下旬でしょうか…でも今はまだ人が多くなく、ゆっくりと味わえて、おすすめです。舞鶴教室の皆さんとお詣りしてきました。

播州清水寺秋の香会

色づいた紅葉を愛でながら車を走らせ、播州清水寺へ。お部屋の中でもその景色を楽しんでいただきたいと思い、 朱や黄色に色づいた褥(しきもの)を。 今日は「白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける」 の世界をご紹介しました。お菓子の銘は…

文化の日

11月3日は、1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日であり、 日本国憲法が平和と文化を重視していることから、「文化の日」と定められた祝日です。それ以前も、明治天皇の誕生日で祝日でした。 さて昨日の会でお出ししたお菓子は、「梢の紅葉」。 銘…

美味しいワインに出会って

お香のあとは和菓子とお抹茶で和やかにお話を・・というお決まりのパターンもいいけれど、固定観念を覆してみるのも楽しいかも! 来年の春に、お香と和菓子とワインの会ができたらいいな、と、秘かに計画中です(^^)

蜘蛛の巣

霧にすっぽり包まれた朝蜘蛛の巣に細かい露が付き、まるでレースみたいです。 清少納言は、蜘蛛の巣についた露をみて、 「白き玉をつらぬきたるやつなるこそ、いみじうあはれに、をかしけれ。」 (まるで真珠を連ねてとめたように見えるのは、とても風情があ…