葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

餞暑(せんしょ)

八月尽。餞(はなむけ)・・旅立ちや新たな門出に際して激励の気持ちを込めて贈る言葉。明日からの九月も健やかに過ごせますようにと、心を込めて『餞暑』、暑かった夏を見送りましょう。

蟲の声

『なぐさむる君もありとは思へども なほ夕暮れはものぞかなしき』 和泉式部 (この世に、あなたの優しさを越える慰めがあろうとは思っておりません。それなのに、夕暮れ時はどうにもならない悲しみに襲われるのです。) 秋の夕暮れ、空気が黄色に染まったかと…

柚の葉

お母さんと赤ちゃん、親子でくっついて、可愛いね

風あざみ

♪夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれに さまよう 青空に 残された 私の心は 夏模様♪ 今朝、窓を開けると涼しい風がすうっと入ってきて、ふとこの歌を思い出しました。 青春時代の甘い切ない想い出とともに。

熱闘甲子園

桐蔭も三重も、選手も応援団も、みんなみんなひとつになって、熱い一日でした。初めて生で見る決勝戦、閉会式。 ジリジリ照り付ける太陽を浴びて、夏の思い出 またひとつ増えました。

ごきげんよう

NHK朝のドラマで、耳に慣れてきた挨拶 『ごきげんよう』 おはよう・・お早くからご機嫌いかがですか? こんにちは・・今日はご機嫌いかがですか? こんばんは・・今晩はご機嫌いかがですか? (ですから、こんばんわ ではなく こんばんは)すべてをまとめて、…

処暑

『陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也』暑さが処む(やむ)頃。朝夕の風が涼しく感じられる頃。夜には虫の声も聞こえてくるようになりました。

秋の気配

白川郷にて

劔岳より

長く降り続いた雨がようやく上がった立山を縦走し、目の前に現れた劔岳を眺めながらテントを張り、今日は朝4時から歩き初めて、念願の山頂に立ちました! 噂のカニの縦ばい、カニの横ばい、あぁ怖かったぁ

ツクツクボウシ

ツクツクボウシが鳴き始めました。この声は、秋の気配を感じるもののひとつです。 ◆うすくもる夏の名残を惜しむがに 蝉しぐれ満つ森のかなしき◆訳 : うす曇りの日、過ぎ行く夏を惜しむかのように、命の限りを尽くして鳴く蝉の声が森に満ち、うら哀しい空気に…

清浄歓喜団

奈良時代、仏教の伝来と共に伝わったもののひとつ、唐菓子(からくだもの)その一種で、今も当時の姿そのまま残されているという「清浄歓喜団」というお菓子があります。 亀屋清永製七種の香を練り込んだ餡は、身を清めるため。 八つの結びは八葉の蓮華を表し…

空の通ひ路

「夏と秋と行きかふ空の通ひ路は かたへすずしき風や吹くらむ」凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 訳 : 行く夏と来る秋が行き交う空の通い路の片側には、秋の涼しい風が吹いているのでしょうか。 台風の後、朝夕の風が少し涼しく感じられるようになりました…

野分のまたの日こそ

枕草子 200段■野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ。 大きなる木どもも倒れ、枝など吹き折られたるが、萩、女郎花などの上によころばひ伏せる、いと思はずなり。 格子の壺などに、木の葉をことさらにしたらむやうにこまごまと吹き入れたるこそ、…

近江妙連

滋賀県守山市 近江妙連公園に咲く蓮。近江妙連は,つぼみが開くとその中には2~12もの花があり、なんと花びらが2,000~5,000枚も!!(花占いするの、大変ですね(笑))ですので、つぼみはふっくら、触るとパンパン。台風の風で折れてしまった花が、…

野分(のわき)

野の草を吹き分けて吹く強い風、 台風の古称です。 源氏物語「野分」の段。 強い風で部屋のなかのものが荒らされないように、 御簾や几帳などを片付けてしまっています。 ということは、部屋の奥まで見透すことができる・・こんなときに心を奪われる出来事が…

六道まいり

「六道」とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人道・天道で、人は死後 この六道を輪廻転生するという仏教の教えです。六道の分岐点、いわゆるこの世とあの世の境の辻が、ここ六道珍皇寺。 平安のはじめ、小野篁(たかむら)という役人は、夜になると地獄へ行って閻…

立秋

残暑お見舞い申し上げます 今日は立秋。 暑さ本番ですが、暦の上では秋。 ご挨拶は、「残暑お見舞い」となります。 「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行」青い空、白い雲、照りつける太陽、 まだまだ夏の景色で、秋が来た…

雲上の湯

見晴らし最高\(^o^)/標高2150m、日本最高処の野天風呂このために頑張って歩きました~ (片道2時間のゆるゆる林道ですが(^_^;))

七夕 後朝(きぬぎぬ)

昨晩は旧暦七夕 あいにく空は曇り、星は見えませんでした。 二人が愛を交わした次の朝のことを「後朝(きぬぎぬ)」といいます。 ☆新勅撰集 藤原隆房 七夕後朝の心をよみ侍りける☆たまさかに秋のひと夜を待ち得ても 明くる程なき星合の空(秋の一夜、ようやく待…

八朔

古くは旧暦八月一日(朔日)、 五穀豊穣を願って新穀を供え贈る行事が、今の贈答の慣習に繋がったといわれます。京都ではお稽古ごとのお師匠さんにご挨拶に伺う日。 暑さ真っ只中ですが、朝の空気が少し涼しく、まもなく立秋かと思うと少し寂しくなりますね。