葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

お酒

700年前後に生きた大伴旅人は、大変なお酒好きだったようで、 万葉集の中に13首の「酒を讚むる歌」が残されています。 「験(しるし)なき ものを思はずは 一坏(ひとつき)の 濁れる酒を 飲むべくあるらし」(悩んでもしょうがない。 それよりまずは一杯の…

花散里

光源氏が牛車に乗って、ここを通り花散里を訪れます。「橘の香をなつかしみほととぎす 花散里を訪ねてぞとふ」 花は散り、季節が変わり、今は優しい緑が私たちを包んでくれます。 花散里と光源氏、男女の関係は終わってしまったけれど、花散里の優しさに包ま…

香久山

GWを前に、初夏の日射しが降り注いでいます。 新緑に太陽が当たり、キラキラ反射した光が白く見える、そんな頃となりました。 「春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山」持統天皇標高152mの山頂から眺めた古都 奈良の街。

新緑の教林坊

新緑の教林坊でお香の会 「五月待つ 花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする」 をテーマに香でおあそび。 清々しい橘の花の香がどこからともなく漂ってきたら、 そういえば あのひと 今どうしてるかしら・・ と、ふと昔 好きだった方のことを思い出してしま…

吉野千本桜

悪天候予報の中、がら空きの吉野へ。なんと雨に降られず、千本桜をひとりじめ この山の奥深くに、西行は庵を結んでいました。桜を愛した西行「吉野山 梢の花を見し日より 心は身にも添はずなりにき」(吉野山の桜をはるか遠くから望み見たその日から、私の心…

名残の桜

近江八景のひとつ 瀬田の夕照にちなんで命名された茶室「夕照庵」で席入りのお稽古をいたしました。 窓から見える名残りの桜。 「散る桜 残る桜も 散る桜」良寛

お花見三昧

生まれ育った街へ

春雨

桜 満開です 「春雨に争ひかねて我が宿の 桜の花は咲きそめにけり」詠み人知らず (春雨が急かすように降るので、我が家の桜の花が咲きました。)

やなぎ さくら

「見渡せば やなぎ さくらをこきまぜて 都ぞ春の錦なりける」素性法師 柔らかな柳の緑と淡い桜色で、春爛漫の都。雨でしっとりと潤っています。

お花見

桜を大変好まれた嵯峨天皇。 812年3月28日 神泉苑にて「花宴の節(せち)」を催されたのが、お花見記録の一番古いものだそうです。 そして今もなお、人々は桜を愛してやみません。 八幡 背割れ堤の桜並木は、今 5分咲きくらいでしょうか お弁当広げて、お花…

名残り

一気に桜の花が開きましたね。 でも、私は今シーズン最後(?)の氷遊び、上高地へ。 冬季はバスが走っていないので、真っ暗のトンネル 2キロほど歩きますと・・どーん! どの季節に訪れても、感動 感動の景色です。 さぁ、明日からは桜を追いかけます(^-^)

お礼

昨日の朝 やっと開花宣言があった大阪。冷たい雨の一日でしたが、たくさんの方にご参加いただき、葭風会の初会を開催させていただきました。ありがとうございました。 今日から4月。 さぁ また新しい扉を開けて、一歩踏み出したいと思います。 今後とも宜し…