2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
枕草子 「あてなるもの」 削り氷にあまづら入れて、新しき金まりに入れたる。(上品なもの。 かき氷に甘い蜜をかけて、新しい金属製の器に入れたもの。) 平安時代に氷だなんて、なんて贅沢なことでしょう。 暑さに負けて、今年初のかき氷。
走り梅雨のような日には、アジサイが似合います。アジサイの別名、七変化、よひら。
藤原定家の日記「明月記」1235年5月27日の頁には、 「古来人歌各一首 自天智天皇以来及家隆雅経」 と書かれています。親友 宇都宮頼綱のたのみで、山荘の障子に貼る色紙に、古来の人々の歌を 各人一首ずつ書き留めた ということです。 百人一首、奥が深く、…
実家の庭に、ユスラウメの実が成りました。 「山桜桃梅」と書いて ユスラウメ。 福島県に三春町というところがあります。 そのあたりは、桜・桃・梅が同時に咲き、三つの春が一気にやってきて、長い冬を越えた人びとの心を弾ませます。そんな弾む気持ちが込…
愛知県稲沢市の善光寺さんでお香の会、 今日は花鳥風月の「鳥」がテーマです。「ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞのこれる」 ほととぎすは、夜明け前に鳴く鳥。 夜明け前は、暁・東雲・曙・有明 と時が流れてゆきます。 ほんの短い時間です…
とても暑い毎日なので、水遊び(^^)
まだ五月ですのに、連日30度を超す暑さ。実は世界の各地の気温も例年より高いようで、 気象庁の発表では、2015年5月から連続12ヶ月、世界の平均気温の記録を更新しているそうです。 そんな中、金剛山へ登ってきました。木陰は気持ちいいです。 冷房に頼るの…
二十四節気「小満」になりました。陽気が良くなり、万物が成長する気が次第に長じて、天地に満ち始める頃。 安土 教林坊は、陽気が満ち、今 すべてがいきいきと輝いています。花が咲き、木々の葉茂り、鳥の囀り、蛙の声・・ 次回のお香の会は6月19日(日) 皆…
♪卯の花の匂う垣根に ♪ほととぎす早も来鳴きて ♪忍音もらす夏は来ぬ 昨日の雨で濡れた葉に光が当たり、きらきらした朝。 あ!ホトトギスが鳴く声! 軽やかな声が響き、夏の訪れを告げてくれました。
枕草子 木の花は・・ 「木のさまにくげなれど、楝(おうち)の花いとをかし。かれがれにさまことに咲きて、必ず五月五日にあふもおかし。」(木の見た目は悪いけれど、楝(栴檀の古名)の花はとても趣がある。枯れているかのように咲いている様子、そして五月五日…
天皇より勅使が遣わされて行われる勅祭。正式には賀茂祭ですが、装束や髪飾り 牛車などに葵の葉を飾りますので、「葵祭」と言われます。 今日は日曜 快晴。 大勢の見物人で賑わうことでしょう。
いずれアヤメかカキツバタ
「かへりこぬ昔を今と思ひ寝の 夢の枕に匂ふ橘」式子内親王 (もう戻ってはこないあの頃、せめて今 夢の中でお逢いしたいと思いながら寝入ると、どこからともなく橘の香りが漂ってきています。 この香りも夢なのかしら・・) ほのかに甘く、爽やかで 奥ゆかし…
郡上八幡で買ってきた和胡桃。和のクルミは、洋のものに比べて、 固くて殻が厚い! 小さくて中身が少ない! 油分が少なくコクが深い! 金槌でたたいても、なかなか割れません。 たたきすぎたら、粉々に砕けてしまいます。 微調整が難しい・・中から現れた実…
905年に成立した日本初めての勅撰和歌集 古今和歌集。以降 和歌のお手本として、勉強されてきましたが、時の流れとともに様々な歌の解釈が生まれてきます。 室町時代中期、歌人 東常縁(とうのつねより)は、古今和歌集の解釈をまとめ奥儀を弟子に伝えました。…
西賀茂、五山送り火のひとつ舟山の麓にある正伝寺。1月に亡くなったデビット・ボウイがこのお寺の庭から眺める風景を愛していたという記事を片手に、出掛けていきました。 鳥の声が響く中、何も考えず ただここにいる贅沢
実家の庭に実ったさくらんぼ。父はもうすぐ85なのに梯子に登って、まるで少年のような瞳で、とっても嬉しそうに、採ってくれました。 艶々宝石の輝きにうっとり。 甘酸っぱい初恋の味(^^)
1000年以上の歴史をもつ滋賀県名産 鮒ずし。 鮒と米と塩で作られた発酵食品で、 乳酸菌・ミネラル・ビタミン その他 身体にいいものの宝庫です。 でも・・ 臭い ちなみに発酵と腐敗の違いは?実はメカニズムは同じ。 人にとって有益か、無害か、美味しいか、…
篭をつくってみました。皆さんの個性が出ていておもしろいですね~
春すぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天香久山 今日は夏日になりそうです。
黄河上流にある「竜門の滝」という激流を登りきった鯉は竜となるという言い伝えから、出世への関門を「登竜門」と言います。 大空を泳ぐ鯉。 いつか大きく羽ばたき竜となってほしいと願う親心。明日はこどもの日ですね。
春山の楽しみのひとつ、ニリンソウその名のとおり、二輪ずつ花がつきます。地茎は漢方薬に、若葉は食用に、そして小さく可憐な花は私たちを楽しませてくれます。
まだまだ雪いっぱいの白山に、日帰り登山の強行軍。石川県で一番標高の高い名水「延命水」。 ひと口のむと、3年長生きするとか。大地のミネラルをたっぷり含んだこの水で珈琲を入れて、ほっこり。
風薫る五月、 朝早くから整理券求めて並びました。海外からの賓客を心をこめてお迎えし、日本への理解と友好を深めていただくことを目的として作られた京都迎賓館。特別公開中です。 いたるところに「五七の桐」紋様が施されています。 明治時代より日本国政…