葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

長月尽

早いもので9月も終わりです。明日は衣更え。着物は袷になります。 日中はまだまだ日差しの強い日もありますので、天気予報を見ながら、濃い色目の単を着たりもしますが。 庭の金木犀は満開で、爽やかな香りを運んでくれます。空も棲んで、月も美しく、あぁ …

孤篷庵

大徳寺塔頭寺院「孤篷庵」で遠州流茶道のお稽古をさせていただいております。 こちらは作庭家・建築家、そして茶人としても有名な小堀遠州公が建立したお寺です。建物は重要文化財に指定されており、その中でも茶室「忘筌」は建築、茶の湯を知るものなら一度…

秋晴れ

「天高く馬肥ゆる秋」 今日はほんとうに清々しい秋の空。 空気も澄んでいて、馬も肥えるような収穫の季節となりました。

當麻寺にて・・

あれ?? 狂い咲き?

當麻寺にて

當麻寺 門前の家々で、変わったしめ縄を見かけました。 雷除け・雨乞いにもご利益があるそうで、よぉく見ると、そんな形に見えますね。

秋分

昨日は秋分の日。この日は太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か西の彼方にあると考えられている極楽浄土(彼岸)に思いをはせたのが、お彼岸の始まりです。 古代大和の西に位置する當麻寺(たいまでら)に行ってきました。

大徳寺納豆

「納豆」とはいえ、一般的に想像する納豆とは程遠い「大徳寺納豆」京都 大徳寺門前で作られてきた保存食です。 煮た大豆にはったい粉をまぶして、室(むろ)にいれ麹菌を自然発酵させ、 それを大きな桶にいれて、塩水を入れ混ぜ合わせます。 なじんだ頃に天…

御影供(みえいく)

真言宗の開祖 弘法大師空海が入定(にゅうじょう)されたのが、835年3月21日。 毎月21日の法会を御影供といい,たくさんの方がお詣りされ、境内には1000店ほどのお店が並び賑わいます。 久しぶりにお詣りしてきました。秋晴れで、それはそれはたくさんの人・・

曼珠沙華

お彼岸の頃になると、あぜ道のあちこに咲く彼岸花。 私の住む亀岡の、西国巡礼21番札所 穴太寺(あのうじ)の近くに群生地があると、最近話題になっています。秋ですね。

吹上菊

『秋風の吹上に立てる白菊は 花かあらぬか浪の寄するか』菅原道真 (和歌山の吹上の浜に群生している菊が、 秋風に吹かれてざわめく様子が、まるで浪が打ち寄せるかのようだなぁ) 茶花でよく使われる浜菊、別名 吹上菊。 この歌が由来だそうです。

教林坊

推古十三(605)年に聖徳太子によって創建された『教林坊』こちらで年に数回、お香の会をさせていただいております。お庭の景色を掛け軸に見立てたこのお部屋で、静かに香を聞くひととき こらから紅葉が少しずつ色づき、11月終わりにはピークを迎えます。…

トレーニング

北アルプス 涸沢の紅葉実際に目の当たりにすると、ほんとに綺麗すぎて言葉が出ません。 でもこの景色を上から見るためには、重い荷物を背負って険しい岩の道を何時間も歩かなくてはならないのです。昨年に続き また今年もこの紅葉に出合うため、トレーニング…

嵯峨野を楽しむ一日

初秋の嵯峨野。 日差しはまだまだ夏の名残りがありますが、吹き抜ける風は秋。宝厳院でホリ・ヒロシ氏の人形舞の会がございました。ホリさんの身体から人形に伝わる息吹き。 まるで自らの意思で動くような人形に、どんどん引き込まれていきます。 宝厳院のお…

勝虫

秋の爽やかな風に乗って飛ぶトンボを、たくさん見かけるようになりました。トンボは「勝虫」とよばれます。 前にしか進まず退かないところから、「不転退(退くに転ぜず・・決して後ろにはさがらない)」の精神を表すものとして、特に武士の間では縁起物とて…

鹿の鳴き声

あっ! 鹿の鳴き声が聞こえてくる! 秋になると、雄鹿は雌鹿を求め、さ迷います。 なんとも切ない鳴き声で相手を探します。 私の住む町は、すぐそばに山があり、時々鹿の姿を見ることがあります。 秋、あたりが薄暗くなった頃から夜にかけて、山の方から鹿の…

桂花

「ひさかたの月の桂も秋はなほ 紅葉すればや照りまさるらむ」壬生忠岑月に生えているという桂の木も、秋になると紅葉するので、秋の月はこんなにも照り輝くのだろうか。 日本では 月には兎。中国では 月には桂の木が生えていると考えられてきました。 彼の地…

白露

『秋はなほ夕まぐれこそただならぬ 荻の上風 萩の下露』秋はやはり夕暮れどきが普通ではいられないなぁ。 荻の上を吹いてゆく風、萩の下葉に置いた露が、いっそう恋心を募らせることよ。 二十四節気の白露となりました。 大気の空気が冷やされ、露が降り始め…

月夜

秋風にたなびく雲の絶え間より もれ出づる月の影のさやけさ 今夜は仲秋の名月。十五夜、望月、最中、名月、芋名月・・昔から月を愛でる心が深い日本では、満月の呼び方もいろいろ。この写真は昨日のお月様 十四夜、「待宵(まつよい)」と呼ばれます。

ガマの穂

昔むかし、ワニザメを騙した因幡の白兎は、ワニザメたちに皮をはがれてしまいました。痛くて痛くて泣き叫んでいたところ、大国主命が通りかかり、「真水で体を荒い、ガマの穂黄をつけなさい」と教えてくださいました。 唱歌「大黒様」 1.大きな袋を肩にかけ…

下鴨神社に行けばこれ(^^)

お詣りの後のお楽しみ。境内のお休み処「さるや」の申餅。小豆のゆで汁の色で、朱華色(はねずいろ)といいます。 明け方の一瞬 空がうすあかね色に染まる様子で、命の生まれる瞬間を表すとされています。このお餅をいただき、身体を清め、無事息災に過ごせる…

タラヨウ

この木の葉の裏面に傷をつけると、その部分のみ黒く変色し、みるみるうちに字が浮かび上がってきます。「葉書」の語源になったといわれ、葉書の木、郵便局の木と呼ばれ、郵便局庁舎に植えてあるそうです。

白山へ

昨日はちょっと雨、今日は快晴~ 間もなく冬支度をする山ですが、まだまだお花もいっぱいです!