葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

牡丹華(ぼたんはなさく)

七十二候「牡丹華」となりました。 牡丹はとても優雅な姿で、中国では百花の王といわれます。「二十日草」という別名がありますが、はじめの花が咲いてから最後の花が落ちるまでの二十日間、物の怪に取りつかれたかのように、この花に溺れるそうです。 私た…

おめでたいものの象徴である「松 竹 梅」その中の竹は、 雪の重みにも耐えるしなやかさ 真っ直ぐにぐんぐん伸びる生命力 毎年春にたくさんの竹の子、子孫繁栄 筍掘りに挑戦してきました(^^)v

悪妻の日

紀元前399年4月27日、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが処刑された日。彼の奥様はとんでもなく悪妻だったとか。 それにちなんで、今日は「悪妻の日」 ソクラテスの残した言葉・良妻と結婚したら幸福になるだろう。 悪妻と結婚したら哲学者になるだろう。・(…

黄砂

昨日は快晴、でも山からの景色はこんなに霞んでいました。 この原因は、黄砂。 黄砂注意報が発令されたりしますが、でも黄砂は悪い影響ばかりではありません。 海上に降下した黄砂は、海洋表層のプランクトンにミネラルを供給し、 そのお蔭で、美味しいお魚…

カタクリの花

今日は初夏のような陽気でした。日が当たると、カタクリの花は こんな風に反り返り、日が当たらないと花びらは閉じてしまうそう。

ドウダンツツジ

中国では「満天星つつじ」と呼ばれているそうまるで夜空に煌めくたくさんの星のようです。

葭始生(よしはじめてしょうず)

ひとつ季節がすすみ、「穀雨」となりました。農作物を潤す 柔らかな雨が降り注ぐころ、 七十二候は「葭始生」 よしはじめてしょうず 安土山を望む西ノ湖のほとりの葭は、すくすくと育ち始めています。瑞々しい緑が綺麗です。

山吹まつり

源氏物語に登場する玉鬘は、 「真っ盛りに咲き乱れている八重山吹のよう」と、表現されています。

お香の日

日本書紀に、595年4月 淡路島に沈香が漂着した という記述があります。抱える上げるほど大きな香木だったようで、聖徳太子はそれで観音様を彫られたとか、そしてその香木は今でも枯木神社に祀られているそうです。 その縁でしょうか、淡路島はお線香作りが…

竹の子

「いまさらになに生ひいづらむ竹の子の 憂き節ししげき世とは知らずや」凡河内躬恒 (辛いことが多い世の中だとは知らないだろうけれど、我が子よ 竹の子のようにすくすく育っておくれ) タケノコの成長はとても早く、一日で80cm~100cmほど伸びるとか。 すご…

この度の熊本大地震で被災された多くの方々に、心からお見舞申し上げます。

双葉葵

源氏物語の葵の上は、東宮妃候補として大切に育てられた深窓の姫君です。光源氏よりも年上で、なかなか素直に甘えることができなかった女性。 厳しく躾られ、そして完璧に美しすぎて、かえって冷たく感じた女性です。双葉葵の花が咲いていました。 葉に隠れ…

ビワ

ビワの実の赤ちゃん 「枇杷」の字は、楽器の「琵琶」に形が似ていることが由来だそう。 ぷっくり黄色い実になるのは、あと一ヶ月ほどでしょうか。

山笑う

草木が萌えはじめ、のどかで明るい山の様子。 『山笑う』 春の季語です。

山の幸

さっと湯がいて、天ぷら おひたし 山菜ご飯・・ 春の息吹きをいただきます。

粟田口

京の七口のひとつ「粟田口」は、東海道・中山道に続く出入口で、 粟田神社には旅立ちの神が祀られています。平安時代、この辺りに、百人一首歌人の藤原兼輔が居を構えていたらしく、兼輔を慕って紀貫之や凡河内躬恒らが度々訪れていたようです。 そんな様子…

春の嵐

「あだに散る梢の花をながむれば 庭には消えぬ雪ぞつもれる」西行 今日の春の嵐で、儚く散ってしまった桜・・ その下はまるで雪が積もっているかのようです。

つばめきたる

藤の赤ちゃんに見とれていると、 背筋をぴんと伸ばして優雅に飛ぶ鳥が!燕が帰ってきました~ 七十二候「玄鳥至」(つばめきたる)

さくら さくら

さくら さくら のやまもさとも みわたすかぎり かすみかくもか あさひににおう さくら さくら はなざかり

晴明

ひとつ季節が進みました。二十四節気「晴明」 万物が清々しく明るく美しい頃。

春雨

あっという間に桜が満開となりました。いつまでもこの美しさを眺めていたいのに、今夜は雨の予報です。 「春雨の降るは涙か桜花 散るを惜しまぬ人しなければ」大伴黒主 ぽつ ぽつ と降ってきたのは、春雨なのか 涙なのか・・ 桜が散ってしまうのを惜しまない…

卯月

四月ついたちの日 詠める 「桜色に染めし衣をぬぎかへて 山ほととぎす今日よりぞ待つ」和泉式部 旧暦ですと四月から夏のはじまり。「四月一日さん」と書いて「わたぬきさん」とお読みする珍しい名字の方がいらっしゃいます。昔は四月から衣替え、防寒のため…