葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

伊勢寺

今日は百人一首歌人「伊勢」ゆかりの高槻を歩いてきました。 宇多天皇の中宮温子に女房として仕えた伊勢。 いつしかその温子の兄 藤原仲平と恋仲に。 また弟時平とも付き合っていたといいます。 宇多天皇からも寵愛を受けその皇子を産みましたが、皇子は早世…

都会のワイン

まっちゃまち~の松屋町に2013年3月に誕生したワイナリー。 「島之内フジマル醸造所 」 ビルの1階は醸造設備、2階がワイン食堂です。 お昼からゆっくりワインを楽しめるように と、13時からのオープン美味しいお料理をいただきながら、いろんなワインを飲み…

幽霊子育飴

昔々 夜な夜な飴を買いに来る女性がおりました。不思議に思った店主が、こっそり後をつけてみると、お墓の中から赤ん坊の泣き声が聞こえてきたそうです。その女性は赤ん坊をみごもっている時に亡くなり、土葬されたのですが、亡くなったあともお腹の中では子…

ひつじ歳

今年も残りあと1が月ほどとなりました。 週間天気予報では、晴れと雨を繰り返し、だんだんと寒さが増してくるようです。そろそろ来年の準備を始める頃ですね。 干支のお話と新年のカレンダーを作る講座を、 12月3日(水) 舞鶴で、12月12日(金) 安土葭風居で行…

こけら葺き

泉涌寺別院 雲龍院の見所色紙の景色 悟りの窓 まだまだ紅葉の見頃が続きそうです。 そしてこの本堂の屋根は、「柿葺き(こけらぶき)」といい、大変貴重なものだそう。 杮葺(こけらぶき)とは、木材の薄板を葺く屋根です。 瓦は70年に比べ杮は30年と耐久…

大原野神社

平安時代のはじめ、藤原氏の氏神である奈良春日社の分霊を大原野に祀ったのが始まり。 大原野は天皇や貴族たちの鷹狩りの地でした。ですので狛犬ではなく 狛鹿です。カワイイ 藤原氏の家に女の子が生まれると、その子が皇后・中宮になれるようにと祈願し、願いが…

なりひら寺

こちらも小塩山の麓にある十輪寺。 在原業平が晩年隠棲し、大阪難波津から海水を運ばせ塩焼きの風流を楽しんだと伝わり、通称「なりひら寺」と呼ばれています。境内の裏山に塩竃の後があり、昨日11月23日に塩竃清祭が行われました。 清和天皇の東宮時代に入…

花の寺

京都洛西の小塩山麓にある、西行が出家をした寺 勝持寺。 別名 花の寺。今 紅葉が見事です。 出家をするとき、この岩を鏡にして姿をうつし、頭を剃ったと伝わります。

小雪(しょうせつ)

またひとつ季節が進み、小雪となりました。京都では紅葉が見頃を迎えましたが、この辺りでもそろそろ雪の備えを始める頃。でもこの三連休はとてもいいお天気のようで、気温も高め、小春日和になりそうです。「小春日和」とは、旧暦10月 まるで春のようにポカ…

保津峡

ほとんど毎日 電車の窓から見ている景色。 保津峡は今 紅葉の見頃を迎えています。佐々里峠を源流とし、京北地区では「上桂川(かみかつらがわ)」、園部あたりでは「桂川」、亀岡から保津峡にかけて山の中では「保津川(ほづがわ)」、そこから渡月橋手前ま…

釘抜地蔵

千本上立売にある石像寺。 通称 釘抜地蔵さん。遣唐使として唐に渡った弘法大師は、日本へ帰国の際に石を持ち帰りました。その石に地蔵菩薩を自ら彫り、人々の「諸悪・諸苦・諸病を救い助けん」と祈願されたといわれています。諸々の苦しみを抜き取ってくだ…

お揚げさん

福井県はお揚げの消費量が日本一 我が家では、お揚げは脇役的な存在なのですが、福井県では主役! 先日 登山の帰りに人気のお店に寄ってみました。おっきなお揚げさんが、揚げたてアツアツ!ホワホワ!ジュ~シ~! なぜ福井県ではたくさんのお揚げが食べら…

ボルダリング

ハードな山登りに備えての練習に。 このつるつるの岩を登ります。 体の軸を意識しながら体重を移動させていきます。正座からすうっと立つ時の感覚に近いですよ(^^)

あぶり餅

一条天皇の御代、疫病の流行を封じるために船岡山で御霊会が行われました。その時に建てられた今宮神社に厄除けとして供えられたのが「あぶり餅」の始まりだそうです。 千年の歴史があるこのお餅。 炭火で芳ばしく焼かれたあとに、白味噌のたれに絡めてあり…

東雲(しののめ)

東の空が茜色に染まる刻、東雲(しののめ)。 (この写真はちょっとタイミングが遅かったのですが・・) 篠竹(しのだけ)で作った編み目「篠の目」が明り取りの役目をしていたことから、転じて夜明けの薄明りの意味になったそうです。 今朝は少し早く家を出まし…

落葉

奥山にもみぢ踏みわけ鳴く鹿の~ ザクッザクッ 落葉の上を歩いていると、またひらひらと葉が舞い落ちてきました。そんなイメージのお菓子です

侘び寂

日本の美意識のひとつ「侘び寂(わびさび)」茶道や和歌・俳諧に使われる言葉で、閑寂(物静か)で趣があり、俗気のない枯淡のさまを言います。 これは藤原俊成が唱え、今に伝わります。 藤原俊成は、百人一首を編纂した藤原定家の父。 烏丸松原の東南角よりほ…

綿向山の日

鈴鹿山系の綿向山は標高1110m。なので、今日11月10日は綿向山の日です。登山口でも山頂でもイベント盛りだくさん。 たくさんの人で賑わっていました。

冬立つ

またひとつ季節が進み、立冬をむかえました。 冬・・冷(ひゆ)が転じて冬。 寒さが威力を「振う(ふるう)・振ゆ(ふゆ)」が転じて冬。 寒さに「震う(ふるう)」が転じて冬・・ いずれにせよ、寒い冬がやってきました。 さざんかさざんか咲いた道 たき火…

朝ぼらけ

実家で迎える朝 曙。 「やうやう白くなりゆく山際」 有明。 安土山から太陽が顔を出し、 さぁ、一日の始まりです。

後の明月

今日は旧暦閏9月13日。旧暦は、月の満ち欠けで暦が定められていますので、新暦の今の季節とズレが生じてきます。 その調整のため3年に1度「閏月」が設けられます。今年は旧暦の9月が二回。 ということは、後の明月が二度楽しめる訳です(^^) 実に171年ぶりの…

つわぶき

艶々の葉っぱから「つやぶき」→「つわぶき」になったとか。ただいま満開

お散歩

うちから程近い野山を散歩。 秋の深まりを感じてきました。

無鄰庵

明治・大正の元老 山県有朋の別荘である無鄰菴(むりんあん)南禅寺近くに位置し、通りは行き交う人々で賑わっていますが、一歩中に入ると、そこは喧騒とはかけ離れた空間です。 このお庭を眺めながらいただくお抹茶。 なにも考えず、ただぼぉっと、時は静かに…

むべ

アケビに似た果実、むべ。 昔々 天智天皇が近江国の蒲生野に狩りにお出掛けになったとき、琵琶湖に面した奥島庄に立ち寄られました。 そこでとても元気な老夫婦に出会い、秘訣をお尋ねになりました。 「この地に古くから伝わる果物を、毎年秋に食しているか…