葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春の心

東京では桜の満開を迎えたようですが、私の住む街はまだちらほら咲き。 大阪は5分咲き。 明日からはお天気下り坂のようで、はらはら 落ち着きません。 「 世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」在原業平 (世の中に全く桜がなかったら、春を…

朧月夜

「照りもせず曇りも果てぬ春の夜の 朧月夜に似るものぞなき」大江千里 源氏物語 花宴 花見の宴会のあと、酔った光源氏が後宮をさ迷っていると、「朧月夜に似るものぞなき~」と口ずさみながら歩いてくる姫君と出会い・・ 雨が上がり、美しい夜空。 朧月夜に…

花の香ぞする

「霞立つ春の山辺は遠けれど 吹きくる風は花の香ぞする」在原元方 桜が咲きはじめました~(^-^) 柔かな風に花の香りがするような気がする、そんな陽気の一日となりました。

釜山で食べ歩き

関西空港から1時間 とっても近くて、とっても美味しい釜山でした。 この他にもまだまだたくさん。 お腹いっぱい(^-^)

春社

春分と秋分のそれぞれに一番近い戊(つちのえ)の日を「社日」といい、土地の神様に感謝する日。(「戊」という文字には「土」という意味があります。) 春の社日(春社)は種まきの時期で 五穀豊穣の祈願を、秋の社日(秋社)は収穫の時期で 大地の恵みに感謝する日…

大和魂

「かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」吉田松陰 (このようなことをすれば、このような結果になることを十分承知していながら、止むに止まれぬ気持ちから行動に踏み切った。これこそが日本人の魂なのだ。)米国密航計画が失敗に終わり…

春雨

「思ひあまりそなたの空をながむれば 霞を分けて春雨ぞ降る」藤原俊成 あなたのことを想い、恋しさに耐えかねてあなたのいるであろう辺りの空を眺めたら、たちこめた霞を分けて春雨が降っている 俊成が唱えた幽玄の世界。 春の歌なのに、色彩を感じず、頬杖…

座禅草

滋賀県湖西の近江今津にザゼンソウの群生地があります。 仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に似ているところから「ザゼンソウ」という名前がついたそう。今、見頃です。

春うらら

大文字山から眺める京都は、春独特の霞んだ景色。 久しぶりに山ご飯とコーヒーをゆっくり楽しむハイキング

霞と朧

春の情景のひとつ霞と朧。 空気中に細かな水分が漂い、ばっきりと見えない様子を、昔から和歌や俳句の世界では、春には霞、秋には霧と使い分けてきました。 そして春の日中の霞は、夜には朧と名前を変えます。 ♪朧月夜♪菜の花畑に、入日薄れ、 見わたす山の…

貝合わせ

ハマグリなどの二枚貝は、対となる貝殻としか組み合わせることができません。 その貝に絵を描き、裏返しにし、ペアを選ぶようにして遊ぶのが「貝合わせ」 対になる貝を違えないところから夫婦和合の象徴とされ、江戸時代には大切な嫁入り道具のひとつとして…

ありがとう

昨日は東日本大震災から4年の節目の日でした。知り合いの言葉が心に響きましたので、ご紹介を。 《困難・苦難・災難のないことを「無難」という。 困難・苦難・災難のあることを「有難」→有り難し→有り難う》 難にぶつかったときに、自分は何を考えどう動く…

桃始笑

七十二候の「桃始笑」ももはじめてさく大好きな季節の言葉のひとつです。

能楽堂を知る

5月27日(水) 葭風会 特別企画のご案内状できました!能楽堂の楽屋探検や、実際に能舞台を歩いていただいたり、その他盛りだくさん。 教室の方々には順次送らせていただきます。 また、このページを見てご興味のあるかた、ご連絡くださいませ。 kafu-kai@ymai…

馬酔木

見頃を迎えた馬酔木(アセビ) 「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」だそう。 梅や桜のような華やかさはありませんが、春を感じる花ですね。

水に潜って魚をとるのが得意な鵜。普通の鳥と違って、羽には油分がなく水を弾かないので、水の中で浮力が少なくなり潜りやすいのだそうです。水からあがると、びっしょり濡れてしまった羽を渇かすために、お日様に向かってこ~んなに広げています。 嵐山にて…

梅が香

「梅が香におどろかれつつ春の夜の 闇こそ人はあくがらしけれ」和泉式部(梅の香りに、もしやあの人の衣の香りかと驚いて飛び起きた春の夜。 春の夜の闇は、なんだか人の心を落ち着かなくさせてしまうものだわ・・) 平安中期、美しくそして歌の才能に恵まれた…

蟄虫啓戸

「すごもりのむし とをひらく」 今日から啓蟄(けいちつ)冬眠していた虫や動物たちが目覚め始める時期です。春の陽射しに誘われて、「もう外に出てもいいかな~?まだかな~?」 戸を開いて顔をのぞかせ様子をうかがっている・・そんな言葉。愛らしいですね(^…

春の味

土筆とワサビの花のおひたし出来ました~

西行が愛した世界

伊豆で出会いました。 「雪と見てかげに桜の乱るれば 花の笠着る春の夜の月 」西行 (雪が降ってきたのかと見上げれば、桜が舞っているのであった。まるで月が花の笠を着ているかのようだ) 西行がこよなく愛した桜と月。なんて美しい、なんて優しい、そして…

春!春!春!

ソメイヨシノより早咲きの河津桜(伊豆)、今まさに満開です! 桜の花は、どうしてこんなに私たちの心を惑わすのでしょう。「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」在原業平 (世の中に桜の花がなかったならば、春をのどかに過ごすことができ…

百人一首絵馬

橿原市の牟佐坐神社(むさにいますじんじゃ)拝殿に掲げられていた百人一首歌人と歌が描かれた絵馬。長年風雨にさらされていたこの絵馬を修理修復し、今、橿原市博物館で展示されています。 (3月15日まで) http://www.city.kashihara.nara.jp/hakubutsukan/2…

弥生

「弥」は、いよいよ・ますます などの意味。 「生」は、草木が芽吹くこと。 恵みの雨が大地を潤し、いよいよ草木が芽吹く 三月のスタートです。