葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

弥生尽

「色も香もうしろ姿や弥生尽」蕪村 三月最終日。 旧暦ですと、今日で春が終わります。 春のうしろ姿を見送る日ですね。 とはいえ、安土(実家)の春の進み具合はちょっとゆっくりで、ソメイヨシノはまた1分咲き。そのかわり土筆が元気です。 父が綺麗に袴を取…

新教室

善光寺 東海別院にて、花鳥風月 香遊びの会がスタートいたしました。今日は「花」をテーマに桜三景香のお遊び。 せっかくの桜を霞がぼやかしてしまう せっかくの桜を風が散らしてしまう せっかくの桜をなごり雪が隠してしまう はらはら一喜一憂、でも、だか…

ヤマツツジ

桜の開花宣言があってから花冷えの日が続き、ちょっと足踏み状態ですね。 昨日は兵庫県福崎町の七種山へ。 600メートルほどの低山ですが、登ったり下ったり岩場あり、なかなかハードです。 桜はまだでしたが、もう咲き始めているヤマツツジが、ご褒美でした。

桜の日

3(さ) × 9(く)は27 → 3月27日は「桜の日」と、平成4年に定められました。 七十二候ではちょうど「桜初開(さくらはじめてさく)」の時期で、まさにあちこちで桜が開花し、春本番に心が踊ります。

如月の望月のころ

綺麗な月が見えています。 「願わくば花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」西行 桜と月をこよなく愛した西行は、1190年2月16日 その願いどおりの最期を迎えました。 昨日は旧暦2月16日、命日でした。 今夜はは昨日より少し小さくなった月が輝いていま…

結び

結びの語源「産霊」とは、万物を産み出す神秘な力。それは魔を退ける霊妙な力でもあります。 今日は『京の四季を愛でる 春』という趣向で、お話・紐結び・お食事を楽しんでいただきました。桜の結び方もたくさんの種類があり、皆様 一生懸命 紐と格闘されて…

桜咲く福岡へ

桜の開花宣言された福岡の太宰府へ。 あちこちに道真公のゆかりの牛や梅や鷽(うそ)を見つけることができます。丑年生まれの道真公、梅をこよなく愛され、神事のときに現れた蜂の大群を鷽がやっつけてくれたと伝わります。 春の陽射しの中、ゆっくりとお詣り…

初掘りのタケノコをいただきました!タケノコは成長がとても早く、美味しく食べられる時期があっという間に過ぎてしまいます。 10日を意味する漢字「旬」。竹の旬の『筍』春の味をいただきます✨

花待つ心

桜の開花予報のニュースが流れる頃となりました。 デパートの地下には桜色のお菓子が並び、心弾みます。 「朝夕に花待つころは思ひ寝の 夢のうちにぞ咲きはじむる」崇徳院 (今か今かと桜を待ちわびるころ、花を思って眠る夢の中で咲き始めています。) そわそ…

菜虫化蝶

七十二候「なむしちょうとなる」 天気予報では、今日あたりから気温が上がってゆくとか。 いよいよ春本番。蝶たちも一斉に飛び出す頃です。

うらうらと

枕草子から 「うらうらとのどかに照りたる。 桃の花 いま咲きはじむる。 柳などをかしきこそさらなり。 それもまだまゆにこもりたるはをかし。 ひろごりたるは うたてぞ見ゆる。」 (麗らかにゆったりと春の陽射しが照り、 桃の花が咲きはじめた今日、 柳の風…

お水取り

天下泰平、五穀豊穣、無病息災などを願い、1200年以上 絶やさず続いてきた修二会(お水取り)。 「水とりや氷の僧の沓の音」芭蕉 お水取りが終わったら春が来る、そう言い伝えられてきました。その通り、明日から暖かくなるようですね(^^)

静かな雨

「夜もすがら涙も雨もふりにけり 多くの夢の昔語りに」藤原隆親(夜 雨の音を聞きながら、過ぎ去った昔をいろいろと思い出していると、忘れがたい出来事が次々によみがえってきて、私の涙も雨も一晩中降りつづく) 先程から静かな雨が降りだしました。三月は別…

桃始笑

七十二候「ももはじめてさく」です。 蕾が膨らみ花開く様子を「笑」と表現しています。 今日は雲が厚く 寒の戻りですが、「笑」という文字に心が弾みます。

おおきに

3月9日は、サンキューの日。 法句経の言葉に 「人の生を受くるは難く、やがて死すべきもの今 命あるは大きなり有り難し」 大きなり有り難し(とっても珍しい ) が、今の「おおきに ありがとう」の語源だそうです。 数多くの偶然で生まれたこの命に感謝する言…

芽吹き

こんな山奥にも春の足音が

春の雨

今日は全国的に雨の予報でした。梅の花が雨に濡れ、艶やかな風情です。 「春の雨」の「春雨」 降る時期によって少し呼び方が変わります。旧暦正月から二月初めに降る雨は「春の雨」 それ以降 四月にかけてしとしと降る雨は「春雨」ですので、今日の雨は「春…

すごもりむし とをひらく

「蟄虫啓戸」 土の中で縮こまっていた虫たちが、 春の陽射しに誘われて、戸を開き這い出してくるころ。 寝ぼけた虫たちが、土の中から顔を出して、きょろきょろしている・・ そんな場面が浮かびますね。

桃の節句

春らしい陽気となりました。今日は上巳の節句です。 旧暦では桃が咲き乱れる頃なので、桃の節句と呼ばれてきました。 桃は不老長寿の実。 寿老人は手に桃を持ち、そして杖は桃の木でできているそうです。 さて三十三間堂では、三が重なる日にちなみ、今日だ…

10円玉

平安時代のはじめ 源融が宇治に別荘を構えました。 100年後 縁あって道長の手に渡り、そしてその息子 頼道によってお寺に改められ平等院となりました。 3月2日は頼道の命日で、毎年 平等院では創建者を偲んで関白忌が行われます。 さて、誰もが持っている平…

弥生

弥「いや」→いよいよ、ますますの意味 生「おい」→草木が芽吹くこと弥生「いやおい」が変化し、「やよい」と言われるようになったそうです。 温かい日や寒い日を繰り返しながら、本格的な春になってゆきます。 桜の便りももうすぐ✨