葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

柚がいっぱい

亀岡からちょっと寂しい林道を歩くこと1時間、 ぱぁっと開けた先が、柚の里「水尾」です。たわわに実った柚 収穫の最盛期のようです この集落では冬の間だけ、 鶏すきと柚風呂が楽しめますが、予約が必要なので、今日は我慢(涙)また出直すとしましょう・・

かにが坂飴

大昔、鈴鹿山麓に身の丈3mの巨大な蟹が出没し、旅行く人や近郷の村人に危害を加えていました。 ある時恵心院の僧都がこの地に赴き、大蟹に印明を示し、説法を施すと、大蟹が随喜の涙を流して悪行を悟るが如く、 我が身の甲羅を八つに割裂いてとけ失せまし…

朔風払葉

「きたかぜ このはをはらう」 七十二候のひとつ、まさに今日は冷たい北風が吹いています。 朔は、はじめ・ついたち などの意味がありますが、 北を表す言葉でもあります。

ざんぎ

佐藤浩市主演の映画「起終点駅 ターミナル」 http://www.terminal-movie.com/sp/25年間 誰とも関わらずに生きてきた主人公に、変化をもたらすきっかけとなった「ざんぎ」は、 鶏の唐揚げのような、鶏の唐揚げでないような・・北海道の唐揚げです。 映画を観…

心学の道

京都府亀岡市出身の石田梅岩(1685~1744)が、石門心学の講舎を開講して280年。石門心学(せきもんしんがく)とは、平民のための平易で実践的な道徳教のこと。 毎年11月23日を記念の日とし、梅岩先生の生家から京都へ通じる「心学の道」を歩く会が行われます…

お稽古帰り

土曜日はお茶のお稽古 毎週、毎月、少しずつ表情を変えて迎えてくれます。 スイッチが切り替わる瞬間です。 隣の高校 テニスコート前 今宮神社にお詣り そしてやっぱり寄ってしまいます。

石塀小路

東山界隈は紅葉のライトアップで大賑わい。 例年よりも色づきが悪いようですが・・ 大人の灯りに染まった石塀小路をぶらり 石塀小路一帯は当初 圓徳院の所有地でしたが、明治時代になって税金を納める必要が出てきたため、圓徳院庭園の一部を取り崩して、通…

栴檀の実

栴檀の実をいただきました。 (2ヵ月前に採ったものが乾燥した状態) 「栴檀は双葉より芳し」は、「大成する人は、幼少のころから優れた素質を持っている」という意味です。 このことわざの栴檀は実は白檀のことで、そのためか栴檀と白檀を同じものと思われて…

かぶ畑

蕪(かぶ)は頭に通じ、頭(かしら)を目指すようにと武家の間で縁起のいい食べ物として広まったそうです。また「株が上がる」→「評判が良くなる」ということで、お正月料理にも欠かせないお野菜です。葉が生い茂り地面が見えなくなるので、「蕪」という字に…

なぜ登る?

映画 エベレスト を観てきました。 http://everestmovie.jp/sp/ なぜ登るのか・・? 私の知っている世界よりも、もっとすごい世界を見てみたい。 自分の限界を超えられた時の快感がたまらない

篠村八幡宮

山陰古道を少し歩くと足利尊氏 旗揚げの地として有名な篠村八幡宮があります。尊氏は北条氏討伐のため、催促状を各地に送りました。 それに応えて各地から集まって来る諸将の目印として、揚(やなぎ)の木に足利の家紋と源氏の白旗を掲げたといわれます。 そ…

山陰古道を歩く

京都から国道9号線で老の坂を越え、少し下ると山陰古道の入り口があります。 (右が9号線、左が古道)明治のころ、京から人力車に乗った外国人観光客がここを通り保津川下りの乗船場へと向かい、異人通りと呼ばれていたとか。 京へ往来する人々の吉凶を占う占…

芸事の神様

彦根市の千代神社は芸能・芸事の神様が祀られ、全国から多くの芸能人が参拝に来られる神社です。 ご祭神は天宇受売命(あめのうずめのみこと)。 天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れてしまい世の中が暗闇となった時、岩戸の前で舞を舞い天…

メタセコイヤ並木

新・日本の街路樹百景のひとつ 琵琶湖北 高島市マキノのメタセコイヤ並木。 昨日はまだ綺麗な緑でした。 11月末にはこんな感じになるそうです(高島市HPより) そして雪が降ると・・ こんなに美しい景色が見られるのなら、これから寒くなるのも楽しみですね♪ま…

紅葉ふみわけ

紅や黄色に装っていた山が、眠りの準備を始めました。 ざくっ ざくっ 落ち葉の絨毯を歩いてきました。 奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声聞くときぞ秋は悲しき

立冬

暦の上ではもう冬。 冷たい雨の降る日となりました。 昨日は両親と静岡へ。「田子の浦にうちいでてみれば白妙の 富士の高嶺に雪はふりつつ」この歌の景色が見たくて、三保の松原を歩いてみましたが、 富士山はかすんで見えませんでした・・空気が澄んでいた…

秋の滋賀遠足

昨日は暑いくらいの陽気の中、秋の遠足33年ぶりに再会する中学の同級生もご一緒に、 むべ狩り、日牟神社近くの京料理 宮前 でお食事、香りで楽しむ紅葉狩り。 最後は教林坊へ しっとりした深緑と恥じらうような紅が美しいお庭でした。紅葉の見頃は11月後半で…

にぎり墨

創業1577年 400年以上続く墨のお店 奈良「古梅園」へおじゃましてきました。 毎日毎日 純植物性油に火を灯して煤(すす)を取る部屋。 炎が見えますか? 気の遠くなる作業です。 その煤(すす)と膠(にかわ)を混ぜて練り、型にはめて墨を作ります。 出来上がった…

京都ぎらい

井上章一氏 専門の建築史・意匠論のほか、美人論、関西文化論など広い分野にわたる著書がたくさんありますが、先月出版になったばかりのこの本「京都ぎらい」は、こんなに過激なこと書かはってもええんやろか・・ けど怖いもん見たさに もうちょっと覗いてみ…

時雨

久しぶりに雨の降る冷たい朝を迎えました。 「いかなればおなじ時雨にもみぢする 柞(ははそ)の森の薄く濃からん」冷たい時雨によって美しく色づく木の葉、 柞(ははそ)の森は、同じ時雨にあたっていても、濃淡さまざまに色づくのはなぜだろう・・ 柞(ははそ)…

霜月

霜月・・その名の通りの キュッと冷える朝になりました。朝晩の寒さが増してくると、日中のお日様の暖かさが心身に染み渡りますね。小春日和・・旧暦10月 新暦では11月に使う言葉です。