葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

さくら

愛知県稲沢市の善光寺 東海別院で、春のお香の会がございました。 桜がふっくら。 小林一茶 直筆のお軸を拝見いたしました。「我朝ハ艸もさくらを咲ニけり 」すばらしい我が国では草さえも桜の花のように、美しく咲いています・・という意味だそうです。 「…

つぼみ

「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」在原業平 (世の中に桜というものがなかったなら、春をのどかな心持ちで過ごせるだろうに・・) 「ことならは 咲かずやあらむ 桜花 見る我さへも しづこころなし」紀貫之(どうせなら 咲かないでお…

桜餅

桜餅、あなたは葉を食べますか?残しますか? 「三つ食へば 葉三片や 桜餅」高浜虚子俳人 高浜虚子は、葉を残す派だったのですね。 そして三つも食べたなんて、甘いものがお好きだったのですね(^-^)

枕草子より 柳 「まだまゆにこもりたるはをかし。広ごりたるはうたてぞ見ゆる。」(まだまゆのように新芽が外皮を被っているのは、とっても可愛らしくておもしろい。しかしそれが広がってしまっているのはみっともなく見えるわ…) 柳の柔らかい緑がとても美し…

百人一首

京都の百人一首講座は、前回100首目が終わり、今日はまとめのお話でした。 藤原定家はなぜ この百首を選んだのか・・ いろいろな研究がされていますが、答えは定家の心の中にあり。光の当て方により、玉虫色に輝く百首です。

春分

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日です。麗らかな陽射しに包まれ、柳が芽吹き、桜が咲きはじめ、体も心もほぐれてゆきますね。

つくし

見ぃつけたぁ~\(^o^)/

春の風物詩

亀岡は霧(霞)の街。 春になると、山の樹木の若葉は地中から水分をたくさん吸い、それを大気中に発散させます。また、虫を呼び寄せるための花を咲かせない樹木が、代わりに樹皮や葉から、昆虫の好む香りのもととなる樹液等を発散させたりするため、大気中の水…

春の雪

「霞たち木の芽もはるの雪降れば 花なき里も花ぞ散りける」紀貫之 霞が立ち、木の芽も膨らんでくる春なのに、 あぁ 雪が降っている・・ まだ桜が咲いていないけれど、まるで花びらが散るように、雪が舞い落ちてきます。 今、雪が降っています。 お水取りも終…

福寿草

滋賀県の霊仙山へ、福寿草を探しに。。あどけなくて可愛い姿なのに、根や茎には毒があるそうです。

てふてふ(蝶々)

俳人 山頭火は昭和10年、自身最期の場所を求めて旅に出て、永平寺で詠んだ句。 「てふてふ ひらひら いらかをこえた」 死を意識していた山頭火が、このとき、「僕としては一つの関をくぐりぬけたと思う」と日記に記しています。 蝶は、亡き人の魂や精霊を浄…

梅は岡本

「梅は岡本 桜は吉野 みかん紀の国 栗丹波」岡本梅林の名声が世に高く聞こえだしたのは、江戸時代の頃からだそうですが、 昭和に入って宅地化が進み、その姿は失われてしまいました。 昭和57年によみがえった岡本梅林公園、六甲山ハイキングのゴールに楽しん…

左近の桜 右近の橘 橘とは、おみかんなど柑橘類の総称です。 昔々、垂仁天皇の御代、田道間守が大陸から「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」と呼ばれる不老不死の力を持った霊薬を持ち帰ったという。古事記には非時香菓を「是今橘也」(これ今の橘なり)…

啓蟄

二十四節気「啓蟄」となりました。 啓・・ひらく 蟄・・かくれる 土の中に隠れていた虫たちが、春の陽気に誘われて、扉をひらいて顔をのぞかせ 這い出す頃。 そういえば9年前のこの時期、大学が決まった息子は、 扉を開いて、全く後ろを振り返らずに出ていっ…

菱餅

母が寒天で作った菱餅 (抹茶・ミルク・赤ワインの寒天です) 緑は「健康や長寿」、白は「清浄」、ピンクは「魔除け」を意味する説。緑は「大地」、白は「雪」、ピンクは「桃」で「雪がとけて大地に草が芽生え、桃の花が咲く」という意味が込められているとい…

桃の節句

正式な名前は「上巳」(じょうし)もともと旧暦の三月 はじめの巳の日に行われていた御祓の行事。 (今年は3月31日です。) この頃 桃の花が咲きますので、桃の節句というようになりました。桃は大変縁起の良い木&実。 魔や穢れから守ってくれますので、不老不…

弥生

弥生 という響きが、春❤って感じで ウキウキしますね。 桜の開花予報も発表され、春本番が待ち遠しくて・・ 関西では「お水取りが終わると春が来る」と言われます。そのお香水は、今日 小浜の鵜の瀬から川に注ぎ込まれ、10日後 奈良東大寺二月堂の「若狭井」…