葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月晦日

祇園さんの合言葉「蘇民将来之子孫也」その蘇民将来をお祀りする八坂神社境内「疫神社」で、「夏越祭」が行われました。今年も無事お祭りが行われた感謝と、そして暑い夏を健やかに過ごせますようにと願いを込めて、茅の輪をくぐります。これで1ヵ月続いた祇…

近江妙蓮

滋賀県守山市にある妙蓮公園。 今、とっても珍しい蓮が見頃を迎えています。 つぼみのときは一つの花に見えますが、外側の花弁が開くと一茎に2〜12の花群が見られ、花びらはなんと2000〜5000枚にもなります。詳しくはこちらを。 http://www.mfutamura.com/su…

くわばら くわばら

今日も暑い一日となりました。 あまりにも暑いので、ちょこっと海に。 そして先ほどから夕立です。昔むかし、無実の罪をきせられ太宰府に流された菅原道真公。 死後に雷神となった道真公の領地「桑原」には落雷がなかったところから、 雷除けのおまじないを…

いかつち

先ほどからゴロゴロと音がします。地震 雷 火事 親父・・と、言いますが、雷は恐いばかりではないんですよ。 雷・・かみなり、いかつち 雷が落ちると電気が流れ、土の中の悪い微生物が死に、良い微生物が活性化されます。 土が活かされる→「いかつち」と呼ば…

蝉の声

暑い日が続きます。 昼間の蝉の声は元気いっぱいで、ちょっと暑苦しいのですが、夕方のヒグラシの声はもの悲しさを漂わせています。 「蝉の声聞けば悲しな夏衣 薄くや人のならむと思へば」紀友則(蝉の声を聞くと悲しくなります。夏の薄い衣のように、あの人…

天神祭

天満宮御鎮座の翌々年、天暦5年(951)に社頭の浜から神鉾を流し、流れついた浜に御旅所を設け、禊(みそぎ)を行ないました。 その時に、神領民や崇敬者が船を仕立てて奉迎したのが天神祭の始まりとされます。 榊講という船に乗せていただき、お祭りに…

天ぷらの日

今日は二十四節気の「大暑」一年でもっとも暑い頃となります。 この暑さを乗りきると、次にやってくるのは「立秋」季節の移り変わりの早さに、ちょっと戸惑ってしまいます・・ さて、大暑の日には「天ぷら」を食べるという風習があるようです。今日は、舞鶴…

梅雨明けバイザイ

さぁ、日帰り弾丸で穂高岳へ何度来ても四季折々の美しい姿を見せてくれます。 河童橋から見上げる穂高岳連峰 緑と白のコントラストがたまりません まだまだ雪の残る涸沢 30キロ 12時間 歩きました~(^o^)

やまとなでしこ

日本人女性の清楚な美しさをナデシコの花に見立てて言う美称。昔はいろんなお稽古事で「やまとなでしこ」たる姿を教えてこまれたのでしょう。でも今や日常では正座をしない生活となり、お稽古事の一番の辛さが正座だと言われる方も珍しくなくなりました。体…

山鉾巡行

疫病等の災いをもたらす疫神を鎮めるために、依り代(よりしろ)として鉾や山を作り、お囃子で怨霊を鎮めながら町中を回ったのがはじまりだそう。ですので、雨天決行 大雨強行 ということで、今年も無事 巡行が行われました。 蘇民将来之子孫也まだまだ祇園…

宵々山

何十年ぶりかしら、宵山に出掛けるるのは・・菊水鉾で遠州流のお茶席があり、お誘いいただきました。 菊水鉾は、金剛流の能の中にある「枕慈童(菊慈童)」の菊の露のしたたりを呑んで七百歳の長寿を保ったという、故事にちなんで作られた鉾です。お菓子は亀廣永…

北アルプス 薬師岳へ

まだ雪が残る北アルプス。青い空、輝く緑、たくさんの高山植物。 そして夕日・・あぁ綺麗でしたでも爆風で頂には立てず。 次回のお楽しみ です(^^) ところで、○○山 と、○○岳 の違いは??広辞苑では、山は→「平地より高く隆起した地塊」、岳→「高くて大きい…

夕景

母から送られてきた写真安土 西の湖の夕景 美しい

槿(むくげ)

あちこちでむくげを見かける季節となりました。 千宗旦が好んだむくげで、「宗旦槿」と呼ばれています。 真っ白な祇園守。 祇園祭の7月に好まれて活けられます。このほかに紫色のもの、八重のものなどいろいろ。 むくげは古くは(古称)、朝顔と言われていまし…

夏の雲

あれ? 梅雨明けたのかな?と、思わせるような空には、夏の雲。 暑いーっ!「鳴る神の少し響(とよ)みてさし曇り 雨も降らぬか君を留めむ」万葉集 詠み人知らず(雷が少しだけ鳴って、曇って、そして雨が降ってくれないかしら・・ そうしたらあなたを引き留…

比良へ

梅雨空が続きますね。それでも合間を見てお山へ。 靄(もや)が立ち込め、幻想的な森を進みます。 目指すは滋賀県一高い武奈が岳。 急な坂を登ると金糞峠に出ます。 ここで振り返ると~ ここは真冬に来ると、この景色が見られるところなのです。 (近江八景のひ…

温風至(あつかぜいたる)

季節はまた進み、昨日から「小暑」に入りました。初候は温風至(あつかぜいたる) 梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃です。この日から立秋前日8月7日までが、「暑中お見舞い」をお出しする時期となります。 蝉が鳴き始めました。 夏ですね~

梶毬(かじまり)

七夕に行う蹴鞠(けまり)の行事のこと。梶の木の枝に鞠をかけて、牽牛・織女の二星にたむけてから、蹴鞠が行われます。 人間国宝 林駒夫氏のお嬢様 林美木子さん作 京都 白峯神宮 七夕祭では、午後4時から蹴鞠の奉納が行われます。でも、雨ですねぇ・・・

梶の葉

明日は七夕。平安時代、宮中の人々は桃や梨、茄子、瓜、大豆、干し鯛、アワビなどを供えて夜空を眺め、香をたいて、楽を奏で、詩歌を楽しみました。そしてサトイモの葉にたまった夜露を「天の川のしずく」と見立てて、それで墨をすり、梶の葉に和歌を書いて…

6世紀に中国から伝わった笏。 もともとは役人が覚書き(メモ)をする板でしたが、それでは書き留めておく広さか少ないので、日本で扇へと変化してゆきました。暑い夏の日に涼をとる扇。 部屋の飾りにする扇。 お稽古事のお師匠にお月謝をお渡しするときのお盆…

梨の日

今日は7月4日 ナシの日、という記事を見て、ふと「梨園」の語源って?? 昔、玄宗皇帝は音楽や踊りが大好きで、自分の庭に舞踏家や音楽家を呼んで芸を披露させいました。 その庭に梨の木が植えられていたことから、芸能の世界を「梨園」といわれるようになっ…

半夏生(ハンゲショウ)

上のほうの葉は、花が咲くころに表面が白く変化します。花が小さく目立たないので、葉を白く変化させ大きな花のように見せかけて、花粉を媒介する虫を騙しておびき寄せるためだと言われています。 表面だけ(半分だけ)白くなる→半化粧→半夏生 役目が終わると…

半夏生(はんげしょうず)

夏至から11日目、 半夏(烏柄杓カラスビシャク)という毒草が生える頃という、季節の言葉。近畿ではこの日にタコを食べる習慣があります。 田に植えた苗が、タコの足のようにしっかりと根付くようにと縁起をかつぐ食べ物だそう。 母からタコ焼きの写真が送ら…

祇園さん

7月となりました。 京都は祇園祭一色になります。平安時代に疫病が流行り、それを鎮めるために始まった八坂神社の祭礼で、 1ヶ月にわたり様々な神事・行事が行われます。 今日は「吉符入り」 各山鉾町にて、祭礼奉仕や神事の打合せが行われます。 さて、今…