葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

東福寺

京都市東山区 東福寺。鎌倉時代の創建。 壮大な規模から、東大寺の「東」 興福寺の「福」から名付けられたそうです。 通天橋から眺める紅葉は、京都を代表する名所のひとつです。今はまだ色づきはじめで、比較的人も少なく、静かに観賞できます。 あと半月も…

月みれば

何を想いますか? 「月みればちぢにものこそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあらねど」(月を見ると、なぜこんなにも悲しく寂しくなるのだろう。 私ひとりだけにやってくる秋ではないのに。。) 恋しいあの人もどこかで同じ月を見ているだろうか・・ 今夜からし…

柿食へば

鐘が鳴るなり法隆寺 法隆寺七不思議のひとつ中門の柱門というのは人が通るところですので、普通は中央に柱などありません。 でもこちらの門は真ん中に柱があり、まるでとおせんぼをしてるかのよう。一説には怨霊を封じ込めるためだとか・・ 謎があるから、10…

刈込池

白山の麓 大野市の山奥に位置する「刈込池」 土曜日のNHKでちらっと映っていたのを見て、 「今 行くしなかいでしょ~!」 皆様にも素晴らしい紅葉のおすそわけ(^^)

手向山神社

「このたびは幣もとりあえず手向山 紅葉の錦神のまにまに」 奈良の東大寺二月堂のすぐ横にある手向山神社。昔々 ここを訪れた菅原道真公は、あまりにも紅葉が美しくて、思わず一枝手折り 神様にお供えしました。そのときに詠んだ歌です。 ↑ 道真公がここに腰…

閏月

旧暦(太陰暦)は、月の満ち欠けで暦が定まっています。月の満ち欠けの周期は29.53日。 なので旧暦は、29日まで 30日まで が交互に設定されているのですが、 そうすると、1年が354日となり、新暦(太陽暦)より11日も少なく、3年で33日 約1か月も少なくなってし…

霜降

またひとつ季節が進み、霜降になりました。 露が冷気によって霜となって降り始めるころ。 朝晩の冷え込みが、楓や蔦を紅く染めていきます。 いつものバス停の木の葉が、いつの間にか紅くなっています。

時代祭

時代祭は、葵祭、祇園祭と並ぶ「京都三大祭」のひとつで、京都平安神宮の大祭です。平安神宮の創建と平安遷都1100年を奉祝する行事として、1895年(明治28)に始まりました。「京都の誕生日」・・桓武天皇が794年、長岡京から平安京に都を移された日「10月22…

丹波黒大豆枝豆

今年もこの季節がやってきました! 丹波の黒大豆は、とても大粒で肉質も柔らかいため、非常に人気のある品種ですが、栽培が難しいく高級品とされています。この「丹波黒大豆」が生育する過程で、まだ大豆としては未熟な状態の柔らかい豆を「えだまめ」と言い…

清水寺

西国第二十五番霊場 播州清水寺 http://kiyomizudera.net/ こちらでお香の会がございました。爽やかな空、少し色づいた木々、時折聞こえる鐘の音、その中で静かに香を聞く豊かなひとときに感謝。 さて こちらのお寺では、11月7日から紅葉ライトアップがはじ…

蓬莱山

今日は教室の方々とのんびり滋賀県の蓬莱山へ。 見晴らしが良くて、所々お花も咲いていて、ちょっと雨の心配をしましたが、気持ちのいい山歩きでした 紅葉にはちょっと早かったかな・・

霧の朝

寒い朝でしたね。 この秋一番の冷え込みだとか。こういう日には、私の住む亀岡は霧に包まれます。夜の間に空気が冷やされ、温度が下がり、重たくなった空気がたまっているのか霧。 それは雲海という美しい景色を生み出してくれます。 (これは穂高からみた雲…

もみぢ

今日は教林坊でのお香の会でした。少ぅし楓が色づいてきています。 「小倉山峯のもみぢ葉心あらば 今ひとたびの行幸待たなむ」(宇多上皇さまが小倉山に紅葉狩りにお出かけになると、それはそれは見事で、息子の醍醐天皇にも見せてあげたい。それまでどうか散…

一念松

『一念岩をも通す』「一念」とは、一途に思いを込めること。 目標に向かって突き進むとき、岩のように堅く大きな障害があったとしても、必死になって取り組めばその壁を乗り越え必ず成就させることができる・・ という意味のことわざ。 青蓮院別院の境内に、…

将軍塚

京都の夜景スポット将軍塚。 でも皆さんが夜景をご覧になっている場所は本当の将軍塚ではありません。駐車場から北へ百メートル程のところに青蓮院の門があり、その奥に本当の将軍塚が。 桓武天皇が京都に都を遷されたとき、都の鎮護のために、高さ2.5メート…

青龍殿

つい先日落慶された青蓮院門跡の「青龍殿」。 国宝の青不動明王と大舞台を見に行ってきました。 桓武天皇は都を奈良から長岡京に移されましたが、いろいろと事故が続きました。 この時 和気清麻呂は天皇をここにお誘いし、京都盆地を見下ろしながら、都の場…

俳句

俳人高浜虚子のお孫さま、高浜朋子先生のご指導で、俳句のお勉強をしてきました。「季題(季語)を詠む」 身近な季節の移り変わりを肌で感じて、そこに素直に自分の気持ちを乗せて託して委ねる というふうに詠むといいそうですが・・なかなかうまくいきません(…

寒露

月日の流れは早く、季節は寒露を過ぎました。(寒露・・野草に宿る冷たい露のこと) 秋の深まりを感じるこの頃です。

涸沢へ

穂高 二日目は、素晴らしいご来光から始まりました。今日は日本一と言われる紅葉の名所「涸沢」を通って上高地へ。 歩行時間9時間の予定です。紅葉はほぼ終わり、ダケカンバの黄葉やお猿さんを見ながら無事下山に感謝。トレーニングを重ねて、これからの雪山…

穂高連峰

台風一過の晴天を狙って、穂高へ 今回は私の登山歴一番の難コース。 あの山の上に行ってきます。 気合い入れてスタート 空が蒼いっ まさかの初冠雪 ここを歩いていきますよ~ 日陰はつるつる 上りは さくさくっと行けるようになりました(^^) 下りはまだまだ…

後の月

今夜は十三夜。 旧暦8月15日の満月に対して、「後の月」といいます。平安の頃より、二度の月見をする風習があったようです。 「雲きえし秋のなかばの空よりも 月は今宵ぞ名におへりける 西行」(「秋のなかばの空」は八月十五日の月夜。それよりも、晩秋の十…

秋色

新講座

安土 葭風居(私の実家)で、新しく講座を始めました。自然と共に生きる知恵を知り、活かし、心を潤す講座となれば幸いです。 一回目は「月を愛でる心」月の満ち欠け、月の名前の数々、そして百人一首の中の月の和歌(12首)をご紹介。 やすらはで寝なましものを…

更雀寺

昔むかし 藤原実方という男がいました。彼は一条天皇に仕えていた貴族で歌がたいそう上手かったのですが、短気なのが欠点でした。 ある日、ふとしたことがきっかけで一条天皇の御前で、同僚の藤原行成と口論になります。 かぁっとなった藤原実方はなんと笏(…

小町寺

鞍馬街道 市原に、補陀洛寺 (ふだらくじ)、通称 小町寺があります。 小野小町終焉の地と伝わるこちらのお寺は、959年(天徳3)の創建。 小さな本堂に平安時代作の阿弥陀三尊像と並び小町老衰像が安置されていますが、残念ながら今日はご住職が不在で見せてい…

神無月

山の峰では、木々の葉が色づきはじめているようです。10月になりました。皆さん、花札で遊ばれたことはありますか?10月の札は紅葉に鹿この鹿、横を向いているところから、 無視する・そっぽを向くといった意味の言葉 「鹿十→しかとう→しかと」が生まれたそ…