葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2016-01-01から1年間の記事一覧

白露

朝起きると、秋の七種(ななくさ)は夜露でしっとり。 秋の七種、言えますか? 山上憶良「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花」 朝顔は、キキョウのことです

感謝

茂山千三郎社中「三の会・素」が行われました。 数日前 台風12号が発生。 なんとかこの日だけはやって来ないで!!! と、念じ続けたお蔭で、秋晴れの元 金剛能楽堂の舞台に立たせていただきました。 いつもは杖をついてゆっくりしか歩けない母ですが、 舞台…

三鈷寺

京都 西山の中腹にある三鈷寺(さんこじ)。 平安時代に源算上人が庵を結んだのが始まりだそうですが、 上人に深く帰依した宇都宮頼綱もここに住まいし、眠っています。 宇都宮頼綱と聞くと、あまりご存知ではない方が多いのですが、この人がいなければ百人一…

あ!鹿の声

かすかに聞こえてきました! 「奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ秋は悲しき」 この歌から花札10月の組合せができたそうです。 本来 旧暦10月の頃に響いてくる鹿の声、今年はずいぶん早いですね。 秋だな~

長月

9月になりました。 昨日は立春から数えて210日目。 この時季は稲が開花・結実する大事なときですが、台風が相次いで襲来し、農作物が被害を受けてしまうことがよくあり、昔から厄日とか荒れ日などいい、警戒してきました。 新たな台風が発生して、この週末は…

天地始粛

関東・東北地方は、台風10号の影響が心配されますね。 こちらは爽やかな青空が広がり、涼やかな風が吹き、ツクツクボウシの声に秋を感じています。 七十二候は「天地始粛(てんちはじめてさむし)」天地の暑さがようやくおさまり始める頃。「粛」は縮む、しず…

秋暑お見舞い

窓から入ってくる風が、今日はとても涼しいです。 「秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」藤原敏行(秋が来たと目にははっきりと見えないけれども、風の音に秋の到来を感じてはっとした) 処暑が過ぎ、秋の気配を感じる頃となりました…

夏休み

黒部川源流を目指してしばらく山にこもっていました。 長~い 果てしなく長い稜線をひたすら歩きます。 絶景はそうたやすく我々を近づけてはくれません… 雷鳥とご対面 北アルプスの水は冷たいっっっ 川の中をじゃぶじゃぶ歩いたり、ときには泳いだり、いくつ…

香の物

名古屋市郊外にある萱津神社。 日本で唯一 お漬物を祀っている神社では、今日8月21日 「香の物祭」が行われます。 昔むかし、毎年 秋になると五穀豊穣に感謝して、大地から採れる野菜と、海から採れる塩を神様にお供えしていました。しかし、せっかくの供物…

俳句の日

今日 8月19日は、819でバイクの日。そして俳句の日。 「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」松尾芭蕉 誰もが知っているこの俳句。 1926年 歌人の斎藤茂吉が、この蝉はアブラゼミだと唱えたことで、論争が起こったようです。 アブラゼミなのか、クマゼミなのか、は…

送り火

(左大文字) 8月16日 送り火。お盆に帰ってきた死者の魂を、現世からふたたびあの世へと送り出す行事ですので、 大雨洪水警報が発令されていますが、いつも通り行われています。 送り火が終わると、京都に秋がやってきます。

がんばれ日本!

オリンピックも中盤となりました。 きっと日本中のみなさんが、早朝から深夜までテレビにかじりつき、がんばれ ガンバレと応援していることでしょう。 ところで、「にっぽん」?「にほん」? どちらも多く親しまれているため、日本政府は正式な読み方をどち…

君が代の日

オリンピックや高校野球で活躍する選手の姿に感動の毎日です。 今日は君が代の日。 君が代の歌詞の元となる歌が、905年 古今和歌集 賀の歌にあります。 「わが君は千代に八千代にさざれ石の いはほとなりて苔のむすまで」詠み人しらず 「君が代」は、1893年8…

祝 山の日

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを主旨として制定されました。 (去年、上高地から穂高へ向かう時の写真) さぁこの夏は、沢を登りながら雲の平へ挑戦を計画中。 4日間の持久戦です。

六道参り

あの世とこの世の境目 六道の辻といわれるところにある六道珍皇寺では、 8月7日から10日まで、「六道参り」が行われます。 お盆に先祖の霊が冥土から迷うことなく戻ってこれるようにと、「迎え鐘」を鳴らします。 この鐘、撞く のではなく、引く のですよ。 …

イカ いっ杯

和歌山でイカ釣り 遠い台風からのうねりで、私はすぐに撃沈… さて、イカを1杯、2杯・・と数えるのは、 「杯」という漢字にヒントが隠されていると考える説が有力です。「○○杯」と書かれた優勝カップやトロフィー。 漢字の「杯」は胴の部分が丸く、中に水など…

行合の空

今日も猛暑日でしたが、暦の上では立秋を迎えました。 古今和歌集 夏の最後の歌 「夏と秋と行きかふ空のかよひ路は かたへすずしき風や吹くらむ」(去りゆく夏と訪れる秋が行き違う空の通り路では、片方にだけ涼しい風が吹いているのだろうか。) 夏から秋へと…

おがたまのき

招霊(おがたま)の木。 日本神話において、天照大神が天岩戸にお隠れになった時に、天岩戸の前で舞った天鈿女命(アメノウズメノミコト)が手にしていたとされ、 古くは榊などとともに神前に供える木として用いられました。 また果実がはぜて中の真っ赤な種子…

夏の醍醐味

沢&キャンプ 50mの滝、さぁどうやって登ろうか・・と、思案中(^^)

オニバス咲く

オニバス、京都府下唯一の自生地 亀岡で2年ぶりに開花。 ちっちゃい花が見えますか? http://s.kyoto-np.jp/local/article/20160728000069

夕立

突然空が曇り、天地がひっくり返ったような雨、風、そして雷鳴。夕立とは、神々・精霊の物騒な活動が活発になる夕暮れという時間帯に対する、古人の不安が籠められた言葉だという。 「夕立の雲もとまらぬ夏の日の かたぶく山にひぐらしの声 」式子内親王 (夕…

土用丑の日

今日は土用丑の日。 あちこちから芳ばしい煙が立ち、食欲を刺激されます。 気温も鰻の値段も「うなぎのぼり」(>o うなぎは少しの水さえあれば、表面張力を利用して、たとえ絶壁でも急流でも、上れるそうです。またヌルヌルしていて、つかんでもつかんでも手…

夏空

お暑うございます ] 「いかにせん夏はくるしきものなれや 衣かへても暑さまされば」詠み人知らず (こう暑くては、どうしたらいいのでしょう。 なんて夏は苦しいのかしら。 夏服に着替えても、暑さがますはがり。)

菜っ葉の日

7月28日は、7(な)2(つ)8(ぱ)「菜っ葉の日」。 どの季節も旬の野菜をたくさん摂りたいものです。 特に「春は芽のもの、夏は葉のもの、秋は実のもの、冬は根のもの」 と言われます。 夏が旬の葉物野菜である、レタス、大葉、モロヘイヤなどは、 発汗作用…

みかん

和歌山県有田に来ています。あちこちにみかんの木。 昔々 垂仁天皇が田道間守を常世の国(海の彼方にある理想の国)に遣わして 「非時香木実(ときじくのかぐのこのみ)」と呼ばれる不老不死の力を持つ霊薬を持ち帰らせたという話が古事記・日本書紀に記されて…

荷葉

今日は近江妙蓮公園の中のお茶室で、蓮を眺めながらお香を楽しむ会でした。 お菓子は 皮には蓮の葉を粉にして練り込んであります。 蓮の葉には、身体の熱を沈め,暑を解き,湿を除くという効能があるそうです。 さて、蓮の葉は「荷葉(かよう)」といいます。 …

大暑

一年で一番暑い時期を迎えました!関東は涼しいようですが、京都はじりじり太陽が照りつけています。 ですので、涼しげな写真を。 先日 遊んできた大峰山系の前鬼川の 「前鬼ブルー」です!

甘いトマト

「トマトのある家に胃腸病なし」「トマトが赤くなると医者が青くなる」などのことわざがあるほど、薬効があると言われているトマト。 日本には17世紀半ば 江戸時代に伝わりました。 我が家では、トマトを湯剥きし、サイコロ状に切って、お砂糖かけて冷蔵庫で…

高尾山

京都23:30 夜行バスで高尾に早朝5:40到着。高尾山口に移動して、6時すぎスタートです。 高尾山はミシュラン 三ツ星に認定され、 観光客数 年間300万人! 人が増えてくる10時には、下山して温泉にも入り、気持ちいい疲れです。

駒形どぜう

梅雨明け 万歳さぁ 暑さ本番となります。 昔から「うなぎ一匹 どじょう一匹」と言われるように、どじょう一匹でうなぎ一匹分の栄養価があるとか。たっぷりのどじょうを食べてきました。 鍋、唐揚げ、どじょう汁。スタミナつけて、暑い夏を乗りきろう!