葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2019-01-01から1年間の記事一覧

香りと食で楽しむ歳時記

近江八幡市 京料理 宮前にて行っております「香りと食で楽しむ歳時記」お蔭さまで三年が経ちました。伽羅の香りに包まれたあとは、美味しい美しい京料理。 皆様のお顔がほころびます。 令和2年は、3月13日(金)・9月14日(月)・12月16日(水) の予定です。相変…

柊の花

柊の花をご存知ですか?霜が降りてるのかな・・と見間違うほどの小さな可憐な花から、 とても良い香りが漂っています。モクセイ科なので、少しキンモクセイに似た香りですよ。

移ろい菊

晩秋から初冬にかけて、霜枯れによって花弁が紫色に移ろってゆく白菊のこと。平安貴族たちは、真っ盛りの菊よりも、高貴な紫色に変わってゆく「移ろい菊」を好みました。「秋をおきて時こそ有りけれ菊の花 うつろふからに色のまされば」 (平貞文 古今和歌集…

スカーレット

「スカーレット」とは、緋(ひ)色のこと。 黄色味のある鮮やかな赤。炎の色。 この色は、陶芸作品に表れる理想の色のひとつだそうです。 朝ドラの舞台 信楽に行ってきました。 やはりタヌキがお出迎え。家族麻雀で、脳を活性化(^^)v

佐竹本 三十六歌仙絵巻切断100年

西暦1000年の頃、藤原公任により撰ばれた三十六人の歌人。鎌倉時代以降 その歌人たちの絵が多く描かれ、旧秋田藩主 佐竹侯爵家に伝わるものが「佐竹本」です。今からちょうど100年前、その絵巻が売りに出されますが、あまりに高価で買い手がつかなかったので…

小春日和

先日 ぽかぽか小春日和の日に訪れた母校 県立西宮高校は、今年100周年。この街の100年の移り変わりを、見て、聞いて、触れて、戦争や災害を乗り越えて、ここに集えるありがたさを改めて実感しました。 私の入学式・卒業式が行われた講堂も当時のまま。

車窓から

嵯峨野山陰線 保津峡駅近くの景色が、日に日に深い秋色に染まっていきます。毎日 窓から眺めるのが私の楽しみのひとつ。

マチネの終わりに

(「マチネ」とはフランス語で、朝・午前のこと。対義語は夕方、日が暮れた後の時間を表わす「ソワレ」。 劇場では昼公演をマチネ、夜公演をソワレと呼ぶ。) 映画が公開されました。理想と現実の間で揺れ動く心。 すぐには走り出せない、すぐには後戻りできな…

立冬

朝晩の冷え込みが厳しくなり、冬の気配を感じます。我が家では、ストーブを入れました。そして街も冬支度 (名古屋駅)

西の湖

滋賀県安土町 西の湖のほとりに構える庵 葭風居に、舞鶴教室の方々をお迎え。秋を満喫していただきました。西の湖に沈む秋の夕日は、とても綺麗です。

教林坊 の紅葉

滋賀県安土の教林坊。 爽やかな青空と、恥じらうように色づいた紅葉、青い苔。見頃は今月下旬でしょうか…でも今はまだ人が多くなく、ゆっくりと味わえて、おすすめです。舞鶴教室の皆さんとお詣りしてきました。

播州清水寺秋の香会

色づいた紅葉を愛でながら車を走らせ、播州清水寺へ。お部屋の中でもその景色を楽しんでいただきたいと思い、 朱や黄色に色づいた褥(しきもの)を。 今日は「白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける」 の世界をご紹介しました。お菓子の銘は…

文化の日

11月3日は、1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日であり、 日本国憲法が平和と文化を重視していることから、「文化の日」と定められた祝日です。それ以前も、明治天皇の誕生日で祝日でした。 さて昨日の会でお出ししたお菓子は、「梢の紅葉」。 銘…

美味しいワインに出会って

お香のあとは和菓子とお抹茶で和やかにお話を・・というお決まりのパターンもいいけれど、固定観念を覆してみるのも楽しいかも! 来年の春に、お香と和菓子とワインの会ができたらいいな、と、秘かに計画中です(^^)

蜘蛛の巣

霧にすっぽり包まれた朝蜘蛛の巣に細かい露が付き、まるでレースみたいです。 清少納言は、蜘蛛の巣についた露をみて、 「白き玉をつらぬきたるやつなるこそ、いみじうあはれに、をかしけれ。」 (まるで真珠を連ねてとめたように見えるのは、とても風情があ…

比良の晩秋

経典などの大事な書物をネズミから守るために、遣隋使・遣唐使たちが古代中国から連れてきたといわれる猫。 宇多天皇(867~931)は、自慢の愛猫の様子を日記に記しています。また一条天皇(980~1011)も、猫に五位の位を授けるほど猫好きでした。一条天皇も愛…

香木のきほん図鑑

新しく出た図鑑各ページ、ずらり香木、香木、香木だらけ。艶々した木肌、なんて魅力的なんでしょう! 良質な伽羅の産地ベトナムは、ベトナム戦争の爆撃や枯葉剤散布などで、ほぼ資源(沈香)が枯渇しているといわれています。 また近年の環境の悪化なども影響…

中吉小吉(なかよしこよし)

秋になると紫のつぶつぶの実をつける紫式部 この紫式部の新種「中吉小吉」は、もう少し粒が大きくて、鞠のようにかたまって実がつくそう。おみくじのようなネーミングですが、「なかよしこよし」 と読むそうです。

臥猪床(ふすいのとこ)

「牡丹に唐獅子」「竹に虎」と同じく、「萩に猪」と、調和するものの例えがあります。花札にも萩と猪の組み合わせがありますね。萩の別名は、「臥猪床(ふすいのとこ)」 実は猪は、だらりと垂れ下がった萩の下を床にして眠るのだとか・・ 荒々しい猪が、なん…

富士の山

頭を雲の上に出し~♪ 富士山 見えますか?「富士=不二(ふたつとない)」や「無事」「不死」の語呂掛けから、 尊いものや無事息災の象徴として、 夢に見るととても縁起のいいものとして知られています。 また雨が降るようです。 どうか皆様 無事に過ごされま…

本と泊まる

最近のマイブーム、本と泊まる 名古屋市 ランプライトブックスホテル 東京浅草 ブック&ベッドホテル そしてスペインのホテル 本に囲まれ、本を読みながら寝落ち 至福のひととき

教林坊 秋の香会

白州正子さんも愛した教林坊は、美しい楓に包まれています。背の高いところが、少し色づき始めています。 本日の組香は紅葉をテーマにお話をすすめます。 ちはやふる神代も聞かず竜田川 唐紅に水くくるとは 百人一首、古今和歌集、伊勢物語 の中のこの歌の作…

台風お見舞い申し上げます

甚大な被害にあわれた方々が、一日も早く日常を取り戻されますように。。 月が美しい少し心が和みます。

爽やかな空

(烏丸教室近くの因幡薬師堂) 澄みきった青空がとても綺麗です。 猛烈な台風が近づいています。 どうか皆様 無事に過ごされますように。

寒露

野の草に冷たい露がおりる頃となりました。日暮れの早さや鹿の声に、物悲しさを感じます。 でもこれから味覚の秋 本番!早速 柿が届きました~

スペインから

部屋のテラスからバリャドリド大学の正門が見えるホテルに泊まり、 マドリッドのホテルは、マヨール広場に面した部屋で、 夢のような10日間は、穏やかにゆるやかに、そしてあっという間に終わってしまいました。フリーならではのドキドキハプニングが多々あ…

スペインから

生と死がぶつかり合う闘牛 いろんな意見があり、開催される日が減っているようですが、 古くから伝わるスペインの文化に触れ、重苦しいけれど神々しい時間を体験しました。

スペインから

今日はちょっと足を伸ばしてサラマンカへ。 コロンブスが在学していたというサラマンカ大学。 スペイン最古の大学で、800年の歴史があります。この彫刻の中から一匹のカエルを見つけると、幸運が訪れるそう。 ちゃんとカエルを見つけましたよ。皆さんには見…

スペインから

今回の旅のメインは、マドリッドの北の都市 バリャドリド。かつてスペインの首都であったこの街は、街中が美術館のよう。まだまだ旅は続きます。