葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2014-01-01から1年間の記事一覧

大原野神社

平安時代のはじめ、藤原氏の氏神である奈良春日社の分霊を大原野に祀ったのが始まり。 大原野は天皇や貴族たちの鷹狩りの地でした。ですので狛犬ではなく 狛鹿です。カワイイ 藤原氏の家に女の子が生まれると、その子が皇后・中宮になれるようにと祈願し、願いが…

なりひら寺

こちらも小塩山の麓にある十輪寺。 在原業平が晩年隠棲し、大阪難波津から海水を運ばせ塩焼きの風流を楽しんだと伝わり、通称「なりひら寺」と呼ばれています。境内の裏山に塩竃の後があり、昨日11月23日に塩竃清祭が行われました。 清和天皇の東宮時代に入…

花の寺

京都洛西の小塩山麓にある、西行が出家をした寺 勝持寺。 別名 花の寺。今 紅葉が見事です。 出家をするとき、この岩を鏡にして姿をうつし、頭を剃ったと伝わります。

小雪(しょうせつ)

またひとつ季節が進み、小雪となりました。京都では紅葉が見頃を迎えましたが、この辺りでもそろそろ雪の備えを始める頃。でもこの三連休はとてもいいお天気のようで、気温も高め、小春日和になりそうです。「小春日和」とは、旧暦10月 まるで春のようにポカ…

保津峡

ほとんど毎日 電車の窓から見ている景色。 保津峡は今 紅葉の見頃を迎えています。佐々里峠を源流とし、京北地区では「上桂川(かみかつらがわ)」、園部あたりでは「桂川」、亀岡から保津峡にかけて山の中では「保津川(ほづがわ)」、そこから渡月橋手前ま…

釘抜地蔵

千本上立売にある石像寺。 通称 釘抜地蔵さん。遣唐使として唐に渡った弘法大師は、日本へ帰国の際に石を持ち帰りました。その石に地蔵菩薩を自ら彫り、人々の「諸悪・諸苦・諸病を救い助けん」と祈願されたといわれています。諸々の苦しみを抜き取ってくだ…

お揚げさん

福井県はお揚げの消費量が日本一 我が家では、お揚げは脇役的な存在なのですが、福井県では主役! 先日 登山の帰りに人気のお店に寄ってみました。おっきなお揚げさんが、揚げたてアツアツ!ホワホワ!ジュ~シ~! なぜ福井県ではたくさんのお揚げが食べら…

ボルダリング

ハードな山登りに備えての練習に。 このつるつるの岩を登ります。 体の軸を意識しながら体重を移動させていきます。正座からすうっと立つ時の感覚に近いですよ(^^)

あぶり餅

一条天皇の御代、疫病の流行を封じるために船岡山で御霊会が行われました。その時に建てられた今宮神社に厄除けとして供えられたのが「あぶり餅」の始まりだそうです。 千年の歴史があるこのお餅。 炭火で芳ばしく焼かれたあとに、白味噌のたれに絡めてあり…

東雲(しののめ)

東の空が茜色に染まる刻、東雲(しののめ)。 (この写真はちょっとタイミングが遅かったのですが・・) 篠竹(しのだけ)で作った編み目「篠の目」が明り取りの役目をしていたことから、転じて夜明けの薄明りの意味になったそうです。 今朝は少し早く家を出まし…

落葉

奥山にもみぢ踏みわけ鳴く鹿の~ ザクッザクッ 落葉の上を歩いていると、またひらひらと葉が舞い落ちてきました。そんなイメージのお菓子です

侘び寂

日本の美意識のひとつ「侘び寂(わびさび)」茶道や和歌・俳諧に使われる言葉で、閑寂(物静か)で趣があり、俗気のない枯淡のさまを言います。 これは藤原俊成が唱え、今に伝わります。 藤原俊成は、百人一首を編纂した藤原定家の父。 烏丸松原の東南角よりほ…

綿向山の日

鈴鹿山系の綿向山は標高1110m。なので、今日11月10日は綿向山の日です。登山口でも山頂でもイベント盛りだくさん。 たくさんの人で賑わっていました。

冬立つ

またひとつ季節が進み、立冬をむかえました。 冬・・冷(ひゆ)が転じて冬。 寒さが威力を「振う(ふるう)・振ゆ(ふゆ)」が転じて冬。 寒さに「震う(ふるう)」が転じて冬・・ いずれにせよ、寒い冬がやってきました。 さざんかさざんか咲いた道 たき火…

朝ぼらけ

実家で迎える朝 曙。 「やうやう白くなりゆく山際」 有明。 安土山から太陽が顔を出し、 さぁ、一日の始まりです。

後の明月

今日は旧暦閏9月13日。旧暦は、月の満ち欠けで暦が定められていますので、新暦の今の季節とズレが生じてきます。 その調整のため3年に1度「閏月」が設けられます。今年は旧暦の9月が二回。 ということは、後の明月が二度楽しめる訳です(^^) 実に171年ぶりの…

つわぶき

艶々の葉っぱから「つやぶき」→「つわぶき」になったとか。ただいま満開

お散歩

うちから程近い野山を散歩。 秋の深まりを感じてきました。

無鄰庵

明治・大正の元老 山県有朋の別荘である無鄰菴(むりんあん)南禅寺近くに位置し、通りは行き交う人々で賑わっていますが、一歩中に入ると、そこは喧騒とはかけ離れた空間です。 このお庭を眺めながらいただくお抹茶。 なにも考えず、ただぼぉっと、時は静かに…

むべ

アケビに似た果実、むべ。 昔々 天智天皇が近江国の蒲生野に狩りにお出掛けになったとき、琵琶湖に面した奥島庄に立ち寄られました。 そこでとても元気な老夫婦に出会い、秘訣をお尋ねになりました。 「この地に古くから伝わる果物を、毎年秋に食しているか…

東福寺

京都市東山区 東福寺。鎌倉時代の創建。 壮大な規模から、東大寺の「東」 興福寺の「福」から名付けられたそうです。 通天橋から眺める紅葉は、京都を代表する名所のひとつです。今はまだ色づきはじめで、比較的人も少なく、静かに観賞できます。 あと半月も…

月みれば

何を想いますか? 「月みればちぢにものこそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあらねど」(月を見ると、なぜこんなにも悲しく寂しくなるのだろう。 私ひとりだけにやってくる秋ではないのに。。) 恋しいあの人もどこかで同じ月を見ているだろうか・・ 今夜からし…

柿食へば

鐘が鳴るなり法隆寺 法隆寺七不思議のひとつ中門の柱門というのは人が通るところですので、普通は中央に柱などありません。 でもこちらの門は真ん中に柱があり、まるでとおせんぼをしてるかのよう。一説には怨霊を封じ込めるためだとか・・ 謎があるから、10…

刈込池

白山の麓 大野市の山奥に位置する「刈込池」 土曜日のNHKでちらっと映っていたのを見て、 「今 行くしなかいでしょ~!」 皆様にも素晴らしい紅葉のおすそわけ(^^)

手向山神社

「このたびは幣もとりあえず手向山 紅葉の錦神のまにまに」 奈良の東大寺二月堂のすぐ横にある手向山神社。昔々 ここを訪れた菅原道真公は、あまりにも紅葉が美しくて、思わず一枝手折り 神様にお供えしました。そのときに詠んだ歌です。 ↑ 道真公がここに腰…

閏月

旧暦(太陰暦)は、月の満ち欠けで暦が定まっています。月の満ち欠けの周期は29.53日。 なので旧暦は、29日まで 30日まで が交互に設定されているのですが、 そうすると、1年が354日となり、新暦(太陽暦)より11日も少なく、3年で33日 約1か月も少なくなってし…

霜降

またひとつ季節が進み、霜降になりました。 露が冷気によって霜となって降り始めるころ。 朝晩の冷え込みが、楓や蔦を紅く染めていきます。 いつものバス停の木の葉が、いつの間にか紅くなっています。

時代祭

時代祭は、葵祭、祇園祭と並ぶ「京都三大祭」のひとつで、京都平安神宮の大祭です。平安神宮の創建と平安遷都1100年を奉祝する行事として、1895年(明治28)に始まりました。「京都の誕生日」・・桓武天皇が794年、長岡京から平安京に都を移された日「10月22…

丹波黒大豆枝豆

今年もこの季節がやってきました! 丹波の黒大豆は、とても大粒で肉質も柔らかいため、非常に人気のある品種ですが、栽培が難しいく高級品とされています。この「丹波黒大豆」が生育する過程で、まだ大豆としては未熟な状態の柔らかい豆を「えだまめ」と言い…

清水寺

西国第二十五番霊場 播州清水寺 http://kiyomizudera.net/ こちらでお香の会がございました。爽やかな空、少し色づいた木々、時折聞こえる鐘の音、その中で静かに香を聞く豊かなひとときに感謝。 さて こちらのお寺では、11月7日から紅葉ライトアップがはじ…