葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2014-01-01から1年間の記事一覧

蓬莱山

今日は教室の方々とのんびり滋賀県の蓬莱山へ。 見晴らしが良くて、所々お花も咲いていて、ちょっと雨の心配をしましたが、気持ちのいい山歩きでした 紅葉にはちょっと早かったかな・・

霧の朝

寒い朝でしたね。 この秋一番の冷え込みだとか。こういう日には、私の住む亀岡は霧に包まれます。夜の間に空気が冷やされ、温度が下がり、重たくなった空気がたまっているのか霧。 それは雲海という美しい景色を生み出してくれます。 (これは穂高からみた雲…

もみぢ

今日は教林坊でのお香の会でした。少ぅし楓が色づいてきています。 「小倉山峯のもみぢ葉心あらば 今ひとたびの行幸待たなむ」(宇多上皇さまが小倉山に紅葉狩りにお出かけになると、それはそれは見事で、息子の醍醐天皇にも見せてあげたい。それまでどうか散…

一念松

『一念岩をも通す』「一念」とは、一途に思いを込めること。 目標に向かって突き進むとき、岩のように堅く大きな障害があったとしても、必死になって取り組めばその壁を乗り越え必ず成就させることができる・・ という意味のことわざ。 青蓮院別院の境内に、…

将軍塚

京都の夜景スポット将軍塚。 でも皆さんが夜景をご覧になっている場所は本当の将軍塚ではありません。駐車場から北へ百メートル程のところに青蓮院の門があり、その奥に本当の将軍塚が。 桓武天皇が京都に都を遷されたとき、都の鎮護のために、高さ2.5メート…

青龍殿

つい先日落慶された青蓮院門跡の「青龍殿」。 国宝の青不動明王と大舞台を見に行ってきました。 桓武天皇は都を奈良から長岡京に移されましたが、いろいろと事故が続きました。 この時 和気清麻呂は天皇をここにお誘いし、京都盆地を見下ろしながら、都の場…

俳句

俳人高浜虚子のお孫さま、高浜朋子先生のご指導で、俳句のお勉強をしてきました。「季題(季語)を詠む」 身近な季節の移り変わりを肌で感じて、そこに素直に自分の気持ちを乗せて託して委ねる というふうに詠むといいそうですが・・なかなかうまくいきません(…

寒露

月日の流れは早く、季節は寒露を過ぎました。(寒露・・野草に宿る冷たい露のこと) 秋の深まりを感じるこの頃です。

涸沢へ

穂高 二日目は、素晴らしいご来光から始まりました。今日は日本一と言われる紅葉の名所「涸沢」を通って上高地へ。 歩行時間9時間の予定です。紅葉はほぼ終わり、ダケカンバの黄葉やお猿さんを見ながら無事下山に感謝。トレーニングを重ねて、これからの雪山…

穂高連峰

台風一過の晴天を狙って、穂高へ 今回は私の登山歴一番の難コース。 あの山の上に行ってきます。 気合い入れてスタート 空が蒼いっ まさかの初冠雪 ここを歩いていきますよ~ 日陰はつるつる 上りは さくさくっと行けるようになりました(^^) 下りはまだまだ…

後の月

今夜は十三夜。 旧暦8月15日の満月に対して、「後の月」といいます。平安の頃より、二度の月見をする風習があったようです。 「雲きえし秋のなかばの空よりも 月は今宵ぞ名におへりける 西行」(「秋のなかばの空」は八月十五日の月夜。それよりも、晩秋の十…

秋色

新講座

安土 葭風居(私の実家)で、新しく講座を始めました。自然と共に生きる知恵を知り、活かし、心を潤す講座となれば幸いです。 一回目は「月を愛でる心」月の満ち欠け、月の名前の数々、そして百人一首の中の月の和歌(12首)をご紹介。 やすらはで寝なましものを…

更雀寺

昔むかし 藤原実方という男がいました。彼は一条天皇に仕えていた貴族で歌がたいそう上手かったのですが、短気なのが欠点でした。 ある日、ふとしたことがきっかけで一条天皇の御前で、同僚の藤原行成と口論になります。 かぁっとなった藤原実方はなんと笏(…

小町寺

鞍馬街道 市原に、補陀洛寺 (ふだらくじ)、通称 小町寺があります。 小野小町終焉の地と伝わるこちらのお寺は、959年(天徳3)の創建。 小さな本堂に平安時代作の阿弥陀三尊像と並び小町老衰像が安置されていますが、残念ながら今日はご住職が不在で見せてい…

神無月

山の峰では、木々の葉が色づきはじめているようです。10月になりました。皆さん、花札で遊ばれたことはありますか?10月の札は紅葉に鹿この鹿、横を向いているところから、 無視する・そっぽを向くといった意味の言葉 「鹿十→しかとう→しかと」が生まれたそ…

長月尽

早いもので9月も終わりです。明日は衣更え。着物は袷になります。 日中はまだまだ日差しの強い日もありますので、天気予報を見ながら、濃い色目の単を着たりもしますが。 庭の金木犀は満開で、爽やかな香りを運んでくれます。空も棲んで、月も美しく、あぁ …

孤篷庵

大徳寺塔頭寺院「孤篷庵」で遠州流茶道のお稽古をさせていただいております。 こちらは作庭家・建築家、そして茶人としても有名な小堀遠州公が建立したお寺です。建物は重要文化財に指定されており、その中でも茶室「忘筌」は建築、茶の湯を知るものなら一度…

秋晴れ

「天高く馬肥ゆる秋」 今日はほんとうに清々しい秋の空。 空気も澄んでいて、馬も肥えるような収穫の季節となりました。

當麻寺にて・・

あれ?? 狂い咲き?

當麻寺にて

當麻寺 門前の家々で、変わったしめ縄を見かけました。 雷除け・雨乞いにもご利益があるそうで、よぉく見ると、そんな形に見えますね。

秋分

昨日は秋分の日。この日は太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か西の彼方にあると考えられている極楽浄土(彼岸)に思いをはせたのが、お彼岸の始まりです。 古代大和の西に位置する當麻寺(たいまでら)に行ってきました。

大徳寺納豆

「納豆」とはいえ、一般的に想像する納豆とは程遠い「大徳寺納豆」京都 大徳寺門前で作られてきた保存食です。 煮た大豆にはったい粉をまぶして、室(むろ)にいれ麹菌を自然発酵させ、 それを大きな桶にいれて、塩水を入れ混ぜ合わせます。 なじんだ頃に天…

御影供(みえいく)

真言宗の開祖 弘法大師空海が入定(にゅうじょう)されたのが、835年3月21日。 毎月21日の法会を御影供といい,たくさんの方がお詣りされ、境内には1000店ほどのお店が並び賑わいます。 久しぶりにお詣りしてきました。秋晴れで、それはそれはたくさんの人・・

曼珠沙華

お彼岸の頃になると、あぜ道のあちこに咲く彼岸花。 私の住む亀岡の、西国巡礼21番札所 穴太寺(あのうじ)の近くに群生地があると、最近話題になっています。秋ですね。

吹上菊

『秋風の吹上に立てる白菊は 花かあらぬか浪の寄するか』菅原道真 (和歌山の吹上の浜に群生している菊が、 秋風に吹かれてざわめく様子が、まるで浪が打ち寄せるかのようだなぁ) 茶花でよく使われる浜菊、別名 吹上菊。 この歌が由来だそうです。

教林坊

推古十三(605)年に聖徳太子によって創建された『教林坊』こちらで年に数回、お香の会をさせていただいております。お庭の景色を掛け軸に見立てたこのお部屋で、静かに香を聞くひととき こらから紅葉が少しずつ色づき、11月終わりにはピークを迎えます。…

トレーニング

北アルプス 涸沢の紅葉実際に目の当たりにすると、ほんとに綺麗すぎて言葉が出ません。 でもこの景色を上から見るためには、重い荷物を背負って険しい岩の道を何時間も歩かなくてはならないのです。昨年に続き また今年もこの紅葉に出合うため、トレーニング…

嵯峨野を楽しむ一日

初秋の嵯峨野。 日差しはまだまだ夏の名残りがありますが、吹き抜ける風は秋。宝厳院でホリ・ヒロシ氏の人形舞の会がございました。ホリさんの身体から人形に伝わる息吹き。 まるで自らの意思で動くような人形に、どんどん引き込まれていきます。 宝厳院のお…

勝虫

秋の爽やかな風に乗って飛ぶトンボを、たくさん見かけるようになりました。トンボは「勝虫」とよばれます。 前にしか進まず退かないところから、「不転退(退くに転ぜず・・決して後ろにはさがらない)」の精神を表すものとして、特に武士の間では縁起物とて…