葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

雨上がり

「はちす葉のにごりにしまぬ心もて 何かは露を玉とあざむく」僧正遍昭

布引の滝

伊勢物語87段今から1200年ほど前、仕事でミスをした在原行平は、謹慎で須磨に居を構えていたことがありました。ある日、行平を励まそうと、弟の業平が布引の滝 見物に誘います。 「我が世をは今日か明日かと待つかひの 涙の玉と何れまされる」在原行平 (思う…

袖の香

夏蜜柑の花の香りに包まれて、ふとあの人を想う・・ 「昔の人の袖の香ぞする」 おみかんの赤ちゃん、わかりますか?

緑燃ゆ

緑燃ゆ 初夏の教林坊 《香道教林坊流 葭風会のFacebookページです。 こちらもご覧ください》 https://www.facebook.com/%E9%A6%99%E9%81%93%E6%95%99%E6%9E%97%E5%9D%8A%E6%B5%81-%E8%91%AD%E9%A2%A8%E4%BC%9A-672696779436105/

初音

明け方、ホトトギスの初音を聞きました。 「夏の夜の臥すかとすれば郭公 鳴く一声に明くるしののめ」紀貫之 (夏の夜、眠りについたと思ったら、 ホトトギスの声で目が覚めた… まだ夜中かと思っていたけれど、もう夜が明ける頃なんだなぁ・・」 夏の短夜を歌…

15日は葵祭 祭の日は、内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、 すべてを葵の葉で飾ります。 紐で葵の葉を結んでみました。

六日のあやめ

「六日のあやめ 十日の菊」(時期遅れで、役に立たないことの例え) ♪さだまさしさんの歌 「六日のあやめ」♪子供の頃から 遅れて咲いていた 六日のあやめと 笑われて泣いた 遅れまいとしたら 転んで怪我をした 十日の菊と あきらめて泣いたやっと大人になった…

立夏

木々の緑が一段と深みを増してきました。

六根清浄

久しぶりに両足院の座禅会へ。 雨上がりのお庭、 緑を抜けて来る風に身をゆだねて座り、 心と五感をひとつにする時間。 (六根清浄) ところで「どっこいしょ」という言葉は、霊山に登るときに唱える「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」が、 「どっこいしょ …

海遊館

久しぶりの水族館 可愛くて、癒されて、大人もしっかり楽しめました(^^)

かめじん

地元 亀岡の映画「かめじん」本日 上映でした。 28年前 亀岡に引っ越してきたときは、毎日毎日立ち込める霧にうんざりして、逃げ出していたけれど、 今は霧の亀岡、カメムシいっぱいの亀岡が大好き(^^)

朧月夜

「照りもせず くもりもはてぬ春の夜の 朧月夜に似るものぞなき」大江千里 (柔らかく朧げな月ほど、素晴らしいものはないわ)

萌える緑

雨の日のご褒美誰もいない通天橋雨音だけ

薫風

「薫風自南来」 春から初夏にかけて南から吹いてくる風は、新緑の間を吹き抜け、若々しい緑の薫りを運び、 全てのものを清々しくしてくれる風。

お礼

教林坊流 発流 十周年本日 記念の会を開かせていただきました。 皆様のお蔭で 今日という日をむかえることができましたこと、感謝申し上げます。 今後とも宜しくお願いいたします。

山吹

桜が終わり、山吹が咲き始めました。 華やかな八重山吹を見ると、玉鬘を想像します。 夕霧は初めて玉鬘の姿を見たときに、「咲き乱れた八重山吹に露がおりて、夕映えに照らされているよう」と、玉鬘の美しさを表現しています。 どんどん季節が進みます。

大地の恵みに感謝

香りで親しむ百人一首

「香りで親しむ百人一首」 誰もが一度は触れたことのある百人一首。 百人一首は、1235年 藤原定家によって選ばれました。 その第一首目が天智天皇の御歌。 天智天皇は、都を近江大津に定め、蒲生野に狩に訪れられており、滋賀県と大変ゆかりのある天皇さまで…

晴明

万物が清々しく明るく美しいころとなりました。

お花見

今年の桜は一気に咲いて、あちこちの桜を追いかけて、大忙し(^^) お花見の一番古い記録は、812年に嵯峨天皇が神泉苑でお花見をされた というもの。 池に浮かべた舟では、歌や管弦の遊びをして、宴を楽しまれたそうです。

春の錦

鴨川沿いは、一気に満開になりました。 「見渡せば柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける」素性法師

静心なし

「ことならば咲かずやはあらぬ桜花 見る我さへに静心なし」紀貫之 あぁ かわいい蕾 いつ咲くんだろう いつ満開になるのかしら 風よ吹かないで 雨で色が褪せてしまうかも・・ こんなに はらはら どきどき落ち着かないのなら、いっそのこと咲かないでくれたら…

はなむけ

三月は卒業式や異動など、別れの季節。そんな人たちに贈る「はなむけの言葉」 「はなむけ 」とは、 昔、旅立つ際に道中の無事を祈願して、馬の鼻先を目的地の方向へ向けた・・という風習からきた言葉です。 そしてもうすぐ4月。 新しい出会いが待っています✨

桜開花

東京で桜が咲き始めたようですね。京都はまだかな・・

蕗の薹

長い冬眠から覚めた熊が、最初に食べるのは、 「フキノトウ」 フキノトウの苦味には、溜まった老廃物を排出してくれる成分があるそうです。 雪国で見つけたフキノトウ。 早速 天ぷらにしていただきました。

福寿草祭り

雪山の帰りに寄ってみました。 福寿草がいっぱい 可愛いお花ですが、毒があるので要注意・・

春の気配

何度見ても美しい景色にうっとりです。 光の色が、池の色が、もう春ですね。 上高地 大正池から穂高岳をのぞむ

東日本大震災から7年

あの日 あのとき 私は、神戸空港の喫茶店にいました。船に乗っているかのように、空港全体がふわふわ揺れはじめ・・あれから7年。静かに この歌の意味を考えます。 「花は咲く」真っ白な 雪道に 春風香る わたしは なつかしい あの街を 思い出す叶えたい 夢…

啓蟄

季節がひとつ進み、二十四節気「啓蟄」冬の間 土の中に籠っていた虫たちが、戸を開いて出てくる頃。でも今日は寒いですぅ 皆様ご自愛くださいませ。

弥生

「あさみどり糸よりかけて白露を 玉にもぬける春の柳か」僧正遍昭 (薄緑色の糸をより合わせたような枝で、新芽を真珠のように繋いでいる春の柳よ)