葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

雨上がり

昨晩の雨のお蔭で、緑がひときわ美しく目に映ります。

紫陽花もイキイキ。

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そんな日は、カタツムリの結びを飾りましょう


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融神社

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嵯峨天皇の第十八皇子 源融が祀られた全国で唯一の神社が、
滋賀県大津市伊香立南庄町にあります。


ほとんど車も人も通らない、ひっそりとしたこの地は、
源融の荘園だったそうです。


六条河原院の広大な敷地に住まいし、雅と粋を極め、
光源氏のモデルといわれるくらいモテモテだった融は、
宇治と嵯峨野に別荘を構え、それは後に平等院清凉寺と形を変え、今に伝わります。

かき氷

旧暦六月一日は、「氷の朔日」とも言われます。
昔はこの日に氷室の扉をあけ、宮中に献上されました。



さて、暑い日に食べたくなる かき氷。
日本で一番古い記述が枕草子にあります。

「あてなるもの。
削り氷にあまづら入れて、新しき金まりに入れたる」

(とっても上品なもの。
それは、削った氷のうえに、黄金色の甘い蜜をかけて、新しい金属製の器に入れたもの。)


清少納言が過ごした街を眺められる 私のお気に入りの甘味処で、今年初のかき氷を食べました。

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夏告鳥

私の日常は、夜8時半に就寝、朝4時起床。

まだ暗い空から聞こえてくる、ほととぎすの声で目覚めます。



「ほととぎす鳴きつる方を眺むれば ただ有明の月ぞ残れる」


今日は「香りと京料理で楽しむ歳時記」でございました。

ほととぎすのお話と、趣向を凝らした美味しいお料理、そして素晴らしい器に、皆様の笑みがこぼれます。


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近江八幡 京料理 宮前にて。

梶の葉の赤ちゃん

七月七日は七夕。

天の川で隔てられた牽牛星織女星は、月の舟に乗り、逢いにゆくのだとか・・
(鵲の橋を渡る という言い伝えもあります)


舟の「舵」と、「梶」をかけて、七夕には梶の葉に願いごとを書きます。


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その梶の葉の赤ちゃん(^^)

七夕までに、大きくなぁれ