2018-06-06 融神社 嵯峨天皇の第十八皇子 源融が祀られた全国で唯一の神社が、 滋賀県大津市伊香立南庄町にあります。 ほとんど車も人も通らない、ひっそりとしたこの地は、 源融の荘園だったそうです。 六条河原院の広大な敷地に住まいし、雅と粋を極め、 光源氏のモデルといわれるくらいモテモテだった融は、 宇治と嵯峨野に別荘を構え、それは後に平等院・清凉寺と形を変え、今に伝わります。
2018-06-01 かき氷 旧暦六月一日は、「氷の朔日」とも言われます。 昔はこの日に氷室の扉をあけ、宮中に献上されました。 さて、暑い日に食べたくなる かき氷。 日本で一番古い記述が枕草子にあります。「あてなるもの。 削り氷にあまづら入れて、新しき金まりに入れたる」(とっても上品なもの。 それは、削った氷のうえに、黄金色の甘い蜜をかけて、新しい金属製の器に入れたもの。) 清少納言が過ごした街を眺められる 私のお気に入りの甘味処で、今年初のかき氷を食べました。
2018-05-30 夏告鳥 私の日常は、夜8時半に就寝、朝4時起床。まだ暗い空から聞こえてくる、ほととぎすの声で目覚めます。 「ほととぎす鳴きつる方を眺むれば ただ有明の月ぞ残れる」 今日は「香りと京料理で楽しむ歳時記」でございました。ほととぎすのお話と、趣向を凝らした美味しいお料理、そして素晴らしい器に、皆様の笑みがこぼれます。 近江八幡 京料理 宮前にて。
2018-05-28 梶の葉の赤ちゃん 七月七日は七夕。天の川で隔てられた牽牛星と織女星は、月の舟に乗り、逢いにゆくのだとか・・ (鵲の橋を渡る という言い伝えもあります) 舟の「舵」と、「梶」をかけて、七夕には梶の葉に願いごとを書きます。 その梶の葉の赤ちゃん(^^)七夕までに、大きくなぁれ