2018-05-22 布引の滝 伊勢物語87段今から1200年ほど前、仕事でミスをした在原行平は、謹慎で須磨に居を構えていたことがありました。ある日、行平を励まそうと、弟の業平が布引の滝 見物に誘います。 「我が世をは今日か明日かと待つかひの 涙の玉と何れまされる」在原行平 (思うように出世するのは今日か明日かと待つかいもなく、 流れる涙とこの滝とどちらが高いだろうか) この時流した涙が石の上に落ち、「涙」という字になったとか・・
2018-05-16 緑燃ゆ 緑燃ゆ 初夏の教林坊 《香道教林坊流 葭風会のFacebookページです。 こちらもご覧ください》 https://www.facebook.com/%E9%A6%99%E9%81%93%E6%95%99%E6%9E%97%E5%9D%8A%E6%B5%81-%E8%91%AD%E9%A2%A8%E4%BC%9A-672696779436105/
2018-05-15 初音 明け方、ホトトギスの初音を聞きました。 「夏の夜の臥すかとすれば郭公 鳴く一声に明くるしののめ」紀貫之 (夏の夜、眠りについたと思ったら、 ホトトギスの声で目が覚めた… まだ夜中かと思っていたけれど、もう夜が明ける頃なんだなぁ・・」 夏の短夜を歌った歌です。 古今和歌集には夏の歌は34首、 そのうち28首がホトトギスを詠んだ歌。 先人たちに愛された夏の鳥。
2018-05-06 六日のあやめ 「六日のあやめ 十日の菊」(時期遅れで、役に立たないことの例え) ♪さだまさしさんの歌 「六日のあやめ」♪子供の頃から 遅れて咲いていた 六日のあやめと 笑われて泣いた 遅れまいとしたら 転んで怪我をした 十日の菊と あきらめて泣いたやっと大人になったのに 変らないのが悲しくて そうつぶやいたらあなたは 遠くを見ながら笑った 遅れて咲いても花は花 実らなくっても恋は恋 叶わなくっても夢は夢 届かなくっても愛は愛 ほら 一番星みつけた