葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

朧月

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「雲にまがふ 花の下にて ながむれば 朧に月は 見ゆるなりける」西行

(雲かと見違えるように咲き誇る 桜の花を眺めていると、 月は朧に霞んで見える… )

あぁ なんて美しい春の夜の歌


コロナウイルスが収束したら、西行を辿って旅をしてみたいと、ふと 思う。

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高砂の尾の上の桜咲きにけり
外山の霞立たずもあらなむ

(遠くの山の頂の桜が咲いたようだ。霞よ、どうか立たないでおくれ。美しい桜がかすんで見えなくなってしまわないように・・)


コロナウイルスの感染拡大が止まりません…
4月のお稽古もお休みにいたします。

一刻も早く目の前に立ち込める霞が晴れてくれるよう、祈っております。

桜満開

新年度が始まりました。

桜満開の頃を迎えていますが、コロナウイルスの感染が広がっており、巣籠もり状態が続いています。

せめて美しいものを見て、心癒されたいと ふと思い出した本がこちらです。

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百人一首に関する本はいろいろありますが、
この本は それぞれの歌の英訳とともに、美しい写真が添えられていて、眺めているだけでも心が鎮まります。

弥生尽

三月 最後の日、弥生尽(やよいじん)を迎えました。


旧暦ですと春 最後の日になります。

「色も香もうしろ姿や弥生尽 蕪村」


今年はコロナウイルスの影響で、春の色も香もじっくりと楽しめない現状。

もう少しの辛抱・・と信じて頑張りましょう。