葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

山吹

桜が終わり、山吹が咲き始めました。

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華やかな八重山吹を見ると、玉鬘を想像します。


夕霧は初めて玉鬘の姿を見たときに、「咲き乱れた八重山吹に露がおりて、夕映えに照らされているよう」

と、玉鬘の美しさを表現しています。


どんどん季節が進みます。

香りで親しむ百人一首

「香りで親しむ百人一首

誰もが一度は触れたことのある百人一首


百人一首は、1235年 藤原定家によって選ばれました。
その第一首目が天智天皇の御歌。
天智天皇は、都を近江大津に定め、蒲生野に狩に訪れられており、滋賀県と大変ゆかりのある天皇さまです。

その滋賀県竜王町円覚寺で、お香あそびを通して百人一首に親しんでいただく会をさせていただきます。


春 4月28日(土)
夏 7月7日(土)
秋 10月6日(土)
冬 12月1日(土)

各回 午後1時半から3時半
会費 2500円

お香あそびが初めての方もどうぞお気軽においでくださいませ。


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https://www.facebook.com/syakukyouzan.enkakuji/

お花見

今年の桜は一気に咲いて、あちこちの桜を追いかけて、大忙し(^^)


お花見の一番古い記録は、

812年に嵯峨天皇神泉苑でお花見をされた というもの。


池に浮かべた舟では、歌や管弦の遊びをして、宴を楽しまれたそうです。

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静心なし

「ことならば咲かずやはあらぬ桜花 見る我さへに静心なし」紀貫之

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あぁ かわいい蕾
いつ咲くんだろう
いつ満開になるのかしら
風よ吹かないで
雨で色が褪せてしまうかも・・


こんなに はらはら どきどき落ち着かないのなら、いっそのこと咲かないでくれたらいいのに、と紀貫之が歌っています。


今も昔も変わらぬ思いですね。