葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

間人(たいざ)

先日 丹後半島の間人に行きました。

間人を「たいざ」とはなかなか読めませんね。


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昔々 聖徳太子の生母・間人(はしうど)皇后が、蘇我氏物部氏との争乱を避けて丹後に身を寄せておられました。

のちに当地を去る時、自らの名をこの地に贈られたのですが、
住民は「はしうど」と呼び捨てにすることを畏れ多く思い、皇后が退座(たいざ)したのに因み、間人を「たいざ」と読み替えた・・

と、伝わります。


明日11月6日から、ブランドの間人蟹
が解禁です。

古典とは

風土と歴史に根ざしながら,時と所をこえてひろく享受されるもの。
   
人間の叡智の結晶であり,人間性洞察の力とその表現の美しさによって, 私たちの想いを深くし,心を豊かにしてくれるもの。

いまも私たちの魂をゆさぶり,『人間とは何か,生きるとは何か』との永遠の問いに立ち返らせてくれるもの。

それが古典である。

(古典の日 ホームページより)


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枕草子のたくらみ

先生のお話に引き込まれてきました。

神無月尽

西国巡礼25番 播州清水寺(兵庫県加東市)で、初夏と秋 年に2度お香の会をさせていただいております。


その清水寺では明日11月1日から
30年に一度のご本尊ご開帳、

そして11月10日からは、
坂上田村麻呂が奉納した刀が公開されます。

またその日から、紅葉ライトアップも。


見所盛りだくさんの播州清水寺へお出かけになってみてください。

http://kiyomizudera.net/

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水郷めぐり

滋賀県近江八幡市の八幡堀は、
天正13年(1585年)に豊臣秀次(秀吉の甥)が八幡山に城を築き開町したことに始まります。

秀次は、八幡堀と琵琶湖とを繋ぎ、湖上を往来する船を城下内に寄港させ、人・物・情報を集め、さらに楽市楽座制を実施し、城下町は大変賑わっていたようです。


その名残を楽しみながらの水郷めぐり。

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秋の心地よい風を感じながら、ゆるりゆるりと進みます。

月影

「香りと食で楽しむ歳時記」三回目を迎えました。


秋風にたなびく雲の絶へまより もれいづる月の影のさやけさ

(秋風で流された雲の切れ間から射し込んでくる月の光の、なんて清らかなことでしょう)


見えない時があるから、見えた時の嬉しさが倍増します。


恋するあの人とも、同じですね。


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近江八幡市 京料理 宮前にて

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次回は11月22日(水)
湖国の紅葉を愛でに、バスで出掛けます。

香会

「心あてに折らば折らむ初霜の おきまどはせる白菊の花」


今日は播州清水寺で秋の香会がございました。

悪天候の中 お越しくださいました方々、本当にありがとうございました。

感謝申し上げます。


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色づき始めた木の葉が雨に濡れ綺麗です。


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銘「霜降の朝」

いつも趣向をこらしたお菓子に、皆さまの歓声があがります。