茂山千三郎社中「三の会・素」が行われました。
数日前 台風12号が発生。
なんとかこの日だけはやって来ないで!!!
と、念じ続けたお蔭で、秋晴れの元 金剛能楽堂の舞台に立たせていただきました。
いつもは杖をついてゆっくりしか歩けない母ですが、
舞台の上では皆様のパワーをいただき すたすたと(^^)
たくさんの応援 ありがとうございました。
ところで、舞台の「鏡板」には松が描かれていますが、
これは春日大社の「影向(ようごう)の松」。
影向とは神仏が現世に降臨すること。
春日明神の化身である松が観客席の側に存在していて、それを鏡のように映しているので、鏡板と呼ばれます。
舞台上の役者は観客ではなく神に向かって演じている ということなのです。