葭風会だより

季節を感じてひとりごと

春雨

「思ひあまりそなたの空をながむれば 霞を分けて春雨ぞ降る」藤原俊成

あなたのことを想い、恋しさに耐えかねてあなたのいるであろう辺りの空を眺めたら、たちこめた霞を分けて春雨が降っている


俊成が唱えた幽玄の世界。
春の歌なのに、色彩を感じず、頬杖ついて物憂げに雨を眺めている様子が漂います。


恋しい人を思うときは、静かな雨が似合いますね。