鰻は昔から滋養強壮の食べ物だったようです。
万葉集に、
「石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食(め)せ」
巻16‐3853
「痩す痩すも 生けらばあらむを 将(はた)やはた 鰻を漁ると 河に流れな」
巻16‐3854
この2首は、大伴家持が、とっても痩せている友人 石麻呂さんにあてて詠んだ歌。
(石麻呂さんよ、そんなに痩せちゃって・・夏痩せによく効くといわれている鰻を獲って食べなさい)
(でもね、石麻呂さん、痩せながらでも生きている方が良いでしょう、万が一鰻を獲ろうとして河に流れちゃぁいけませんよ)
ジョークの効いた歌ですね(笑)
今日の京都は36度まであがったようです。
湿度も高く体力が奪われます。
ご自愛ください。