1月4日は「石の日」
百人一首の中に「石に寄する恋」を歌った歌があります。
「わが袖は汐干(しおひ)に見えぬ沖の石の 人こそ知らね乾く間もなし」二条院讃岐
(引き潮のときでさえ水の中に隠れて見えない沖の石のように、私の袖はいつも涙で濡れていて乾く間もありません。
あの人はそんなこと知らないだろうけれど・・)
二条院讃岐は、平安時代 平氏全盛の時代に、平清盛に信頼され可愛いがられた源氏 源頼政の娘。
二条院の女房を務め、後は後鳥羽天皇の中宮に出仕した、才能ある女性です。
「石に寄する恋」・・なんとも難しいお題を
見事に歌っていますね。
「石に寄する恋」をイメージしたお菓子
小倉山荘HPより