葭風会だより

季節を感じてひとりごと

神無月晦

霧が立ち込め、薄暗い朝です。

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(朝6時すぎの保津峡。電車の窓から)



「霜月に しものふるこそ だうりなれど 十月に じうはふらぬぞ」

藤原定家の小さい頃の作のようです。
霜月に霜が降るのは道理だが、十月に十は降らない
と言っています。


これに対して定家の父 俊成は、

「十月に 十のふらぬと たれかいふ 時雨はしうと よまぬものかは」



小さい子供と父の言葉遊び。
このようにして日々の暮らしの中で、和歌を身につけていったのでしょう。