2016-10-31 神無月晦 霧が立ち込め、薄暗い朝です。 (朝6時すぎの保津峡。電車の窓から) 「霜月に しものふるこそ だうりなれど 十月に じうはふらぬぞ」藤原定家の小さい頃の作のようです。 霜月に霜が降るのは道理だが、十月に十は降らない と言っています。 これに対して定家の父 俊成は、「十月に 十のふらぬと たれかいふ 時雨はしうと よまぬものかは」 小さい子供と父の言葉遊び。 このようにして日々の暮らしの中で、和歌を身につけていったのでしょう。