万葉の昔から親しまれてきたフジバカマ。
以前はありふれたものだったようですが、今では自生するものは減少し、絶滅寸前種に指定されています。
柚子の里で有名な水尾では、フジバカマを栽培・保護しておられ、今 見頃を迎えています。
この花を好んで飛んでくるのが、アサギマダラ。
マーキングしてある蝶を見つけました
美味しそうに蜜を吸っています
この蝶はとてもとても長い旅をします。
春から夏にかけては本州等の標高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、
秋になると南へ移動
九州や沖縄、さらに八重山諸島や台湾にまで、1000キロ以上の旅です。
冬の間は暖かい南の島の洞穴で過ごし、春、新たに生まれた蝶たちが北上し、本州などの高原地帯に戻ってきます。
季節により長距離移動(渡り)をする日本で唯一の蝶だそうです。
この蝶はこの後どこへ旅立ってゆくのでしょう・・