鎌倉 由比が浜に、ひっそりと佇む歌碑。
鎌倉幕府三代将軍 源 実朝(みなもと さねとも)は、12才で将軍になったものの、実際には北条氏のあやつり人形。
政治よりも、京都の風流な文化に憧れ、藤原定家に和歌を学んでいたそうです。
「世の中は常にもがもな渚こぐ あまの小舟の綱でかなしも」
(今のこの世が永遠に変わらないでいてほしいなぁ。漁師たちが小舟を綱で引く、そんな日常の何気ないことが、しみじみと身にしみるなぁ)
どんな思いで、この静かな海を眺めていたのでしょう。
28才のとき、鶴岡八幡宮参拝の折り、甥に暗殺されてしまいます。