2015-03-07 梅が香 「梅が香におどろかれつつ春の夜の 闇こそ人はあくがらしけれ」和泉式部(梅の香りに、もしやあの人の衣の香りかと驚いて飛び起きた春の夜。 春の夜の闇は、なんだか人の心を落ち着かなくさせてしまうものだわ・・) 平安中期、美しくそして歌の才能に恵まれた和泉式部。 たくさんの恋をし、そして優美で妖艶な歌をたくさん残しています。亀岡の称明寺に、和泉式部のお墓があります。 門のそばには白梅が花を開かせ、香りを漂わせています。 その香りに、あの世でもどきっとしているのかもしれませんね。