2014-11-24 なりひら寺 こちらも小塩山の麓にある十輪寺。 在原業平が晩年隠棲し、大阪難波津から海水を運ばせ塩焼きの風流を楽しんだと伝わり、通称「なりひら寺」と呼ばれています。境内の裏山に塩竃の後があり、昨日11月23日に塩竃清祭が行われました。 清和天皇の東宮時代に入内した藤原高子の屏風絵に歌を贈った業平。「ちはやふる神代もきかず竜田川 から紅に水くくるとは」実はふたりは想い人でした。業平は晩年ここ十輪寺で、塩竃から立ち上る紫煙に二条后(高子)を偲んだといいます。