2014-08-14 空の通ひ路 「夏と秋と行きかふ空の通ひ路は かたへすずしき風や吹くらむ」凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 訳 : 行く夏と来る秋が行き交う空の通い路の片側には、秋の涼しい風が吹いているのでしょうか。 台風の後、朝夕の風が少し涼しく感じられるようになりました。気のせいか空が高く見えます。 暑かった夏の太陽をまだまだ楽しみたいと思う反面、涼やかな風にほっとする、そんな季節の移ろいをしみじみと感じる歌です。