大昔、鈴鹿山麓に身の丈3mの巨大な蟹が出没し、旅行く人や近郷の村人に危害を加えていました。 ある時恵心院の僧都がこの地に赴き、大蟹に印明を示し、説法を施すと、大蟹が随喜の涙を流して悪行を悟るが如く、 我が身の甲羅を八つに割裂いてとけ失せまし…
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