紀貫之の土佐日記から。 十五日、今日、小豆粥煮ず。口惜しく、なほ日の悪しければ、ゐざるほどにぞ、今日二十日あまり経ぬる。いたづらに日を経れば、人々海を眺めつゝぞある。女の童の言へる、 「立てば立つゐれば又ゐる吹く風と波とは思ふどちにやあるら…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。