冥(くら)きより冥きみちにぞ入りぬべき 遥かに照らせ山の端の月
(私は迷いの暗闇からさらに深い暗闇の道へと入ってしまいそうです。月が夜の闇を照らし出すように、どうか私を悟りへと導いてください。)
これは和泉式部が書写山圓教寺に詣でたときに詠んだ歌
性空上人(上空上人)の返歌
日は入りて月はまだ出ぬたそがれに 掲げて照らす法(のり)のともしび
それから千年、
今 日本は暗いニュースばかりが流れ、晴れ渡る空の下でも、先の見えない不安で人々の心は暗く閉ざされています。
お彼岸のお参りに行って来ました。
圓教寺境内の一番奥にひっそりと建つ和泉式部歌塚です。