葭風会だより

(かふうかいだより) 季節を感じてひとりごと 教室のお問い合わせ等はkafukai.hayakawa@gmail.comへどうぞ。

弥生

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「あさみどり糸よりかけて白露を 玉にもぬける春の柳か」僧正遍昭



(薄緑色の糸をより合わせたような枝で、新芽を真珠のように繋いでいる春の柳よ)

如月尽

穏やかな春の日射しで、心がほぐれてゆきます。


「霞とも花ともいわじ春の色
むなしき空にまづしるきかな」
式子内親王


( あなたのことを想いながら、空を眺めています。

霞とも花ともよくわからないような 春の色・・

あぁ 何もないような空だけど、春の気配を感じます

あなたはお元気ですか・・)

雨水

季節がひとつすすみ、「雨水(うすい)」となりました。


空から降ってくるものが、雪から雨に変わる頃・・


今年は開花が遅れていた梅も、やっと開きはじめました。

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初午

本日、2月の「初午」は伏見稲荷の大祭です。


平安時代、熊野詣での折りには必ずお稲荷さんに立ち寄り、
稲荷社の杉の小枝「しるしの杉」をいただいて身に付け、旅の安全を祈願したそうです。


私は先日 節分のときにいただいてきました。

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