葭風会だより

季節を感じてひとりごと

鯉のぼり

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(友人の写真、鯉がとっても気持ち良さそうだったので、拝借)



♪甍(いらか)の波と雲の波
重なる波の中空(なかぞら)を
橘かおる朝風に
高く泳ぐや、鯉のぼり


♪開ける広きその口に
舟をも呑まん様(さま)見えて
ゆたかに振う尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり


♪百瀬(ももせ)の滝を登りなば
たちまち竜になりぬべき
わが身に似よや男子(おのこご)と
空に躍るや鯉のぼり



黄河の上流にある「竜門」という激流の滝、
ここを登りきった鯉は竜となる
という故事から、
出世への関門を「登竜門」といいます。


鯉のぼり、我が子の出世を願いう親の心です。

お酒

700年前後に生きた大伴旅人は、大変なお酒好きだったようで、
万葉集の中に13首の「酒を讚むる歌」が残されています。


「験(しるし)なき ものを思はずは 一坏(ひとつき)の 濁れる酒を 飲むべくあるらし」

(悩んでもしょうがない。
それよりまずは一杯の酒を飲もうじゃないか)


「価(あたひ)なき 宝といふとも 一坏(ひとつき)の 濁れる酒に あにまさめやも」

(どんなに高価な宝といえども、
一杯の酒にまさることがあろうか)



ウェスティン都ホテルで地酒フェスタがあり、好みのお酒を見つけてきました(^^)

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花散里

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光源氏が牛車に乗って、ここを通り花散里を訪れます。

「橘の香をなつかしみほととぎす 花散里を訪ねてぞとふ」


花は散り、季節が変わり、今は優しい緑が私たちを包んでくれます。


花散里と光源氏、男女の関係は終わってしまったけれど、花散里の優しさに包まれ、心の魅力で繋がってゆくふたりです。

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香久山

GWを前に、初夏の日射しが降り注いでいます。

新緑に太陽が当たり、キラキラ反射した光が白く見える、そんな頃となりました。



「春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山」持統天皇

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標高152mの山頂から眺めた古都 奈良の街。

新緑の教林坊

新緑の教林坊でお香の会

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「五月待つ 花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする」
をテーマに香でおあそび。


清々しい橘の花の香がどこからともなく漂ってきたら、
そういえば あのひと 今どうしてるかしら・・
と、ふと昔 好きだった方のことを思い出してしまいます。

そんな歌です。



次回は5月17日(水) 午前10時からです。
宜しくお願いいたします。

吉野千本桜

悪天候予報の中、がら空きの吉野へ。

なんと雨に降られず、千本桜をひとりじめ

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この山の奥深くに、西行は庵を結んでいました。

桜を愛した西行

「吉野山 梢の花を見し日より 心は身にも添はずなりにき」

(吉野山の桜をはるか遠くから望み見たその日から、私の心は花でいっぱいになってしまった)

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