葭風会だより

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春分

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日です。

麗らかな陽射しに包まれ、柳が芽吹き、桜が咲きはじめ、体も心もほぐれてゆきますね。

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春の風物詩

亀岡は霧(霞)の街。
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春になると、山の樹木の若葉は地中から水分をたくさん吸い、それを大気中に発散させます。

また、虫を呼び寄せるための花を咲かせない樹木が、代わりに樹皮や葉から、昆虫の好む香りのもととなる樹液等を発散させたりするため、大気中の水分が増えるそうです。


それらの水分が、気温の低下で細かい水滴となり、目に見える霞となって立ち込めます。


特に昼と夜の温度差が大きいこの時期、霞が発生します。


今日はいいお天気になりそうですね✨

春の雪

「霞たち木の芽もはるの雪降れば 花なき里も花ぞ散りける」紀貫之


霞が立ち、木の芽も膨らんでくる春なのに、
あぁ 雪が降っている・・
まだ桜が咲いていないけれど、まるで花びらが散るように、雪が舞い落ちてきます。


今、雪が降っています。
お水取りも終わったのに、まだまだ寒いですね。

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福寿草

滋賀県の霊仙山へ、福寿草を探しに。。

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あどけなくて可愛い姿なのに、根や茎には毒があるそうです。

てふてふ(蝶々)

俳人 山頭火は昭和10年、自身最期の場所を求めて旅に出て、永平寺で詠んだ句。


「てふてふ ひらひら いらかをこえた」


死を意識していた山頭火が、このとき、「僕としては一つの関をくぐりぬけたと思う」と日記に記しています。


蝶は、亡き人の魂や精霊を浄土へ運ぶと言われています。



てふてふ ひらひら・・

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梅は岡本

「梅は岡本 桜は吉野 みかん紀の国 栗丹波」

岡本梅林の名声が世に高く聞こえだしたのは、江戸時代の頃からだそうですが、
昭和に入って宅地化が進み、その姿は失われてしまいました。


昭和57年によみがえった岡本梅林公園、六甲山ハイキングのゴールに楽しんできました。

梅の香があたり一面に漂っています。
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